2017年04月02日
コンテンツ番号3607
有事に備え4地区で放水訓練
北秋田市消防団(藤田久悦消防団長)による一斉放水訓練が4月2日(日)、鷹巣、合川、森吉、阿仁の各地区で行われ、団員たちが有事に備えきびきびとした動きで訓練に臨みました。
この訓練は、春季の火災多発期を迎え、消防ポンプ等の機械器具の点検や知識と技術の向上を図る目的で実施されているもので、全国的に展開されている春季全国火災予防運動に合わせて行われています。
訓練場所となったのは、鷹巣地区が鷹巣中央公園、合川地区が上杉農村運動公園、森吉地区が米内沢ショッピングモール下の阿仁川河川敷駐車場、阿仁地区が阿仁湯口内地区阿仁川左岸の4カ所。
このうち鷹巣中央公園で行われた訓練では、第1分団から第5分団の5分団と第13分団の女性消防団、消防本部職員が参加。早朝の肌寒いなか、団員たちは消防機器の正確な操作ときびきびとした動作で、ポンプ車や小型動力ポンプを設置し、午前7時に放水開始のサイレンの合図とともに、公園の池に向かって一斉に放水しました。
閉会式では、統監の虻川副市長が「団長の指揮命令のもと、団員が安全で確実、そして迅速な行動で放水を行った。これまでの訓練がしっかりと生かされていると確信した。団員の皆さんには、この地域から火災による犠牲者を出さないという強い気持ちのもと、火災発生時の消火活動のみならず、日ごろより、市民の皆さんに火の用心という防火意識を浸透させながら、地域の安全を守るため活躍してほしい」などとあいさつ。
続いて、長岐邦雄副団長が「訓練は、長年の熟練した技と若い力とが一体となった意義ある内容に心強さを感じた。今日から火災予防週間に入り、火災の多発する時期にもなってくる。有事の際の消火活動はもちろんのこと、防火活動にはいままで以上の力を注いてもらいたい。火災はないことがなによりですが、地域住民の生命と財産を守るため、消防人としての精神と気概をもって取り組んでもらいたい」などと訓示しました。
火災予防運動期間中は、住宅用火災警報器の適正な維持管理やたばこ火災の注意喚起などの広報を展開し、市民に火災予防を呼びかけました。まだまだ寒さが残り、家庭や職場でストーブ等の暖房器具など火を使用する機会が多く、また空気が乾燥し、ちょっとした不注意から火災が発生しやすくなります。火の取扱いには十分注意し、火の用心を心掛けましょう。