2017年04月06日
コンテンツ番号3603
急がずにマナーとゆとりで交通安全
平成29年春の全国交通安全運動が、4月6日(木)から始まり、それに合わせ北秋田地区交通安全協会(佐藤登会長)主催の総決起集会が、北欧の杜公園で行われました。
春の全国交通安全運動の期間は、4月6日(木)から15日(土)までの10日間。そのうち4月10日を「交通事故死ゼロを目指す日」としています。
期間中は「子どもと高齢者の交通事故防止」を運動の基本に、自転車の安全利用の推進、後部座席を含めたすべての座席のシートベルト着用とチャイルドシートの正しい着用の徹底、飲酒運転の根絶を重点目標に、また高齢者の交通事故防止を特に取り組みを強化する事項として、普及啓発活動が全国各地で一斉に行われます。
北秋田地区の総決起集会は、広く市民に交通安全思想の普及・浸透を図り、市民自ら交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけ、交通事故防止の徹底を図ることを目的に行われており、集会には、鷹巣・森吉地区安全運転管理者協会、鷹巣地区事業主交通安全推進協会、北秋田地区交通指導隊連合会、北秋田市・上小阿仁村交通安全母の会、北秋田市・上小阿仁村老人クラブ連合会のほか、北秋田警察署をはじめ行政関係など、多くの会員や関係者約200人が参加しました。
この日の集会では、はじめに交通安全に貢献し顕著な功績があった方々への表彰状の伝達が行われ、秋田県交通安全功労者表彰を村上秀吉さんが受賞、秋田県優良交通団体を北秋田市交通指導隊(柏木良二隊長)が受賞し、北秋田警察署の須藤春彦署長から表彰状が手渡されました。
表彰のあと、主催者を代表して佐藤会長が「昨年は、全県で交通事故死亡者30人以下の目標に対して、54人とたいへん悲惨な状況になっており、北秋田管内でも5人が尊い命をおとしている。今年は、死亡者ゼロを目標を掲げて運動を展開し、この地域から死亡事故をなくし、交通事故を減らすよう取り組んでいく。私たちが安全で安心して暮らせる、地域社会づくりを目指したい」などとあいさつ。
続いて、来賓を代表して北秋田警察署長、北秋田市長、上小阿仁村副村長があいさつを述べ、北秋田警察署の須藤署長は「当管内は昨年、高齢の歩行者が被害となる交通死亡事故が4件発生しているほか、高齢者の交通事故発生件数が多いことから、これらの交通事故を分析して、防止対策を講ずることが重要課題であり、高齢者、歩行者を交通事故から守るという意識を広くドライバーに訴え、安全運転に徹してもらうよう各種交通安全対策を推進することにしている。皆さまには、交通事故の発生を1件でも減らすために、地域における交通安全のリーダーとして、きめ細かい活動を展開されるよう一層のお力添えをお願いします」などと、また、津谷市長は「北秋田市では、交通事故を撲滅しようと横断歩道やカーブミラーなど交通安全施設の整備に力を入れている。また、昨年12月には第2次北秋田市交通安全計画を策定して、市の交通安全に一層努力しようと誓いを新たにした。運動期間前の今月2日に、北秋田市管内で死亡事故が起きてしまい非常に残念ですが、これを教訓として、このあと1件も重大事故が起きないように皆さんと一緒に力をあわせて、交通安全に力を入れていきたい」などと協力を呼びかけました。
このあと、秋田県安全運転管理者協会長からの「交通安全メッセージ」が、森吉地区安全運転管理者協会の北林一成会長から伝達されました。また、お揃いの法被をまとった交通安全母の会の皆さんによる「ふるさと秋田 交通安全音頭」が披露されました。
最後に、北秋田市交通指導隊の畠山由縁さんが「春の全国交通安全運動にあたり、子どもと高齢者の事故防止を願い、悲惨な交通事故をひとつでも減らすために、交通安全パレードに出発します」と須藤署長に申告しました。参加者から拍手で見送られながら会場を出発したパトカーやパレード車は、市内を巡回して交通安全を呼びかけました。