2017年03月17日
コンテンツ番号3581
集中力を高めて札取り合う
秋田北鷹高校(佐藤清悦校長)の第5回カルタ大会が、3月17日(金)に同校の体育館で行われ、生徒たちが古典文学を学びながら、熱戦を繰り広げました。
同校のカルタ大会は、百人一首に親しみながら古典の世界を学び日本のよき伝統に触れるとともに、楽しみながら学年を越えた親睦を図ろうと、統合前の旧米内沢高校の伝統行事を継承しているものです。生徒たちは、冬休みに百人一首の暗記に取り組み、1月からは授業でも練習を重ねてきました。
開会式では、佐藤校長が「カルタは、日本の古い万葉の歌をまとめたもの、日本の古典文学を学ぶ機会にしてほしい。また、競技という面からは、格闘技のような札の取り合いです。相手に負けないように、集中力、瞬発力、体力が必要になってくる。クラスのチームワークも生かして、優勝をめざしてがんばってもらいたい」などと生徒たちを激励しました。
大会には、1年生と2年生約460人が参加し、クラス対抗戦で行われました。対戦は1チーム5人で、それぞれ対面した2人で20枚の札を取り合い、勝敗を決めます。各クラスが5チームに分かれて3戦し、クラス全体の勝ち数で順位を決定します。
張り詰めた空気の中、読み手が歌を詠み始めると、生徒たちは並べられた札に集中し、下の句の札を見つけると素早い動作で手を伸ばしていました。時には、1枚の札に2人が同時に手を伸ばし僅差で勝負が決まると、チームメイトから歓声が上がり喜び合っていました。