2017年03月21日
コンテンツ番号3579
滝ノ沢バイパスの開通に向け大きく前進
建設が進められている国道285号滝ノ沢バイパスの「米内沢トンネル」の貫通式が、3月21日(火)に現地で行われ、施工業者や県、市、地元自治会の代表者など約50人が参加して貫通を祝いました。
国道285号滝ノ沢バイパスは、米内沢字七曲地区と滝ノ沢地区を結ぶ道路で、現在この区間を結ぶ285号には、急こう配の坂道や連続した急カーブがあることからも、開通すれば県北から県中央へのアクセスが、大きく向上するものと期待されています。
この滝ノ沢バイパスの区間内にある米内沢トンネルは、平成27年に着工し、延長が367m、事業費は約13億円で、今年10月の開通を目指しています。
この日の貫通式では、はじめに貫通入鍵(にゅうけん)が行われ、北秋田地域振興局の水澤聡局長がボタンを押しました。重機の音が鳴り響き、それに合わせ暗幕が降ろされ、トンネル内に外の光が差し込むと参加者から大きな拍手が沸き起こりました。
つづいて、水澤局長や北林丈正秋田県議会議員、津谷市長、松尾秀一北秋田市議会議長など、代表者が順に貫通点に進み万歳をして貫通を祝ったほか、酒樽を乗せたみこしが威勢よく入場して式を盛り上げました。
このあと、代表者による鏡開きと乾杯をして今後の工事の安全を祈願し、最後に施工業者である秋田・花岡・藤島特定建設工事共同企業体を代表して、秋田土建株式会社の北林一成代表取締役が「土被りが薄い箇所があり心配されたが、県の的確な指示、協力会社の懸命な努力と卓越した技術力により、無事に貫通を迎えた。開通までは半年あるが、立派なトンネルを造るよう誠心誠意、頑張っていきたい」などと感謝と決意の言葉を述べました。