2017年03月22日
コンテンツ番号3578
どぶろくの更なる消費拡大に期待
瓶詰めどぶろく「マタギの夢」の発表会が、3月22日(水)に打当温泉マタギの湯で行われ、関係者約40人の参加のもと、新商品の販売を祝いました。
マタギの里観光開発株式会社(仲澤弘昭・代表取締役)は、平成17年度に奥阿仁地区が、県内で初となる「どぶろく特区」の認定を受けたことに伴ない、どぶろく「マタギの夢」の製造販売を開始。打当温泉マタギの湯館内での提供と容器持参による量り売りにより販売されてきました。
どぶろく「マタギの夢」は、森吉山系の湧水と、あきたこまちで仕込んだ手作りのお酒で、発泡性があり、フレッシュな香りと口に含んだ時の心地よい刺激が特徴。これまで全国どぶろくコンテストに出品し、第4回大会での最優秀賞受賞をはじめ、5度の入賞を果たしています。
このたび、販売を開始した「瓶詰めマタギの夢」は、従来の生タイプに火入れ(殺菌)をしたもので、発泡性はなく、なめらかな旨みと柔らかいのどごしが特徴。価格は1本720ミリリットルで1800円、生産量が少ないため予約販売のみとなっています。
この日の発表会では、開会にあたり仲澤代表取締役が「以前からお客さんから要望があった瓶詰めを昨年から検討し、今日から販売を開始することになった。二種類のどぶろくを飲み比べながら、北秋田市のお酒を楽しんでもらいたい」などとあいさつ。
つづいて、虻川広見副市長が講話し、どぶろく特区の認定までの経緯やマタギの夢の特徴を説明したほか、全国どぶろく大会に触れながら全国のどぶろく製造の変化について紹介。最後に「マタギの夢」の課題と今後の取り組みとして「どぶろくの製造量が少なく、安定できていない。現在、国への補助申請を予定しており、申請が認められた際には、製造量の拡大のための整備を進め、それと合わせ施設をガラス張りにして見学体験ができる施設にしたい」などと、今後の計画について話しました。
このあと、参加者は新商品の「瓶詰めマタギの夢」で乾杯。従来の生タイプと飲み比べながら、どぶろくの消費拡大に向けて意見を交わしました。