2017年02月11日
コンテンツ番号3570
北秋田の味に大勢の人でにぎわう
第23回もちっこ市が2月11日(土)と12日(日)に、道の駅たかのすの大太鼓の館駐車場で開かれ、手作りの餅や各種特産品などを買い求める大勢の人でにぎわいました。
もちっこ市は、北秋田市観光物産協会(村井松悦会長)が、米の消費拡大と観光客が遠のく冬季間の誘客を図ろうと、大館アメッコ市に合わせて開催しているもので、新しい小正月行事として定着しています。
はじめに、大太鼓の館前に造られた雪の御堂の前で神事が行われ、観光物産協会や農協、市などの関係者が参列し、玉ぐしを奉てんして誘客とイベントの成功を祈願しました。
神事のあとに行われた開会セレモニーで、村井会長が「県内各地で小正月行事が始まっている。もちっこ市は、大館アメッコ市へ行く方たちを、少しでもこちらに呼び込みたいとの思いで始めたもの。最近はきたあきたバター餅のおかげで知名度が上がっている。アメッコ市とともにもちっこ市も栄えてたくさんの人たちに来てもらいたい」などと主催者を代表してあいさつ。
続いて、来賓の津谷市長があいさつを述べ、今年度オープンした産直おおだいこ、大太鼓の里物産館、世界一の綴子大太鼓4張を見ることができる大太鼓の館など道の駅たかのすの施設を紹介し「北秋田市は、きたあきたバター餅に代表されるように餅が有名ですが、そのほかにも、漬物や馬肉の煮つけ、様々なスイーツなどたくさんの特産品があり、テントの中にはたくさん用意されている。この2日間、大勢の人たちに来てもらい、地域の特産品の味を楽しんでもらいたい」などと期待を込め、開催を祝いました。
セレモニーのあとには、恒例の餅まき予定されていましたが、足元が悪いため「餅渡し」に変更され、村井会長はじめ関係者が、集まった人たちに紅白の餅を一袋ずつ手渡しました。また、大太鼓の館前では、ミズキの枝に色とりどりの餅や「豊作祈願」、「合格祈願」などの短冊を取り付けた枝餅の限定販売も行われました。さらに、おしるこの無料サービスには、配布前からたくさんの人が行列を作り、あんこにとろける甘くて柔らかい餅に舌つづみを鳴らしていました。
メイン会場の特設テント内には約20店が出店し、きたあきたバター餅や、お焼き、干し餅、いちご大福といった工夫を凝らした手づくりの餅やケーキ等の洋菓子のほか、いぶりがっこや白菜漬けなどの漬物類、馬肉の煮込みなど地元の特産品がズラリと並べられ、北秋田の味を求める大勢の買い物客でにぎわっていました。