2017年02月18日
コンテンツ番号3564
阿仁合に一足早い春の訪れ
秋田内陸地域公共交通連携協議会(津谷永光会長)主催の「北秋田のおひなまつり」が、2月18日(土)から3月5日(日)までの日程で始まりました。初日の18日は、主会場の阿仁ふるさと文化センターで江戸時代に作られたとされる享保雛や全国各地から集められた珍しい雛人形、地域住民による手作りのつるし飾りなど100点余りが展示されたほか、内陸線阿仁合駅周辺でも関連イベントが行われ、訪れた人たちの目を和ませました。
阿仁ふるさと文化センターには、湊商店に所蔵されている約300年前に作られた享保雛をはじめ、押絵雛、御殿まりの雛といった変わり雛、阿仁・綴子・前田公民館、幸屋婦人会、荒瀬婦人会などのつるし飾り、ひな祭りに関する水墨画などが展示されています。
また、会場では県文化振興課主催事業「秋田犬ワールドフォトコンテスト」の受賞作品が展示されたほか、文化箏「さくら会」による生演奏、おしるこ・甘酒・抹茶入りくず湯の振る舞いも行われ、おひなまつり会場の雰囲気を盛り上げました。訪れた人たちは、地域住民たちが持ち寄った雛人形や手の込んだつるし飾りなどをじっくりと鑑賞しながら、一足早く桃の節句を楽しんでいました。
このほか阿仁合駅前では、北伊呉服店や阿仁郷土文化保存伝承館で雛人形を展示しています。
期間中、関連イベントとして、昨年初公開され、好評を博した明治時代から続く商家・湊商店では内蔵を特別公開しているほか、京都知恩院の山門(国宝)の形をとって建立したと伝えられている朱門のある専念寺では、住職が自ら描いた9畳分にもなる巨大な竜の天井絵を公開しています。
入場時間はいずれも午前9時から午後5時。湊商店や専念寺の都合により、内蔵や天井絵を見学できない場合もあります。
また、イベントに合わせて秋田内陸線では、急行列車内にひな飾りを飾った「おひな様列車」を角館-阿仁合間で運行しています。今年は、内陸線キャラクターの「ないりっくん」などを付けて作ったつるし雛をはじめ、認定こども園しゃろーむの園児たちによる折り紙の雛人形作品が車内に飾られ、利用者の目を和ませています。おひな様列車は、3月12日(日)まで運行します。
「北秋田のおひなまつり」及び秋田内陸線「おひな様列車」に関するお問い合わせは、秋田内陸活性化本部(電話:0186-82-2114)まで。