2017年01月12日
コンテンツ番号3545
商売繁盛と地域の活性化に期待を込める
北秋田市商工会女性部(和田テヱ子部長)主催の第40回北秋田市新春交流会が、1月12日(木)に市民ふれあいプラザで開かれ、商工会会員や各団体長など約410人が出席して新年の門出を祝いました。
年頭恒例の新春交流会は、各地区で名刺交換会として商工業者や行政、各団体長などが参加し行われていましたが、平成22年から市内一本化で開催し、今回が8回目です。
新春交流会は、日本舞踊の花柳真貴夫氏による祝舞から始まり、続いて参加者全員で国歌と北秋田市民歌を斉唱し、市民憲章を朗読。その後、主催者を代表して和田部長があいさつに立ちました。
和田部長は「昨年のうれしかった出来事のひとつは、本日の会場である市民ふれあいプラザ・コムコムがオープンしたこと。オープン5か月で利用者が10万人を超えるたいへんな人気ぶり。ふたつ目は伊勢堂岱に縄文館がオープンし、観光の目玉がまた一つ増えた。3つ目は日沿道大館真中インター鷹巣間の開通。利便性が高まり、流通も加速され、地域経済や産業にも寄与されることでしょう」と昨年を振り返りました。
その上で、「私たちは今年もおもてなしのジャンパーや手作りの秋田おばこのユニホームで、笑顔で迎えるおもてなしをキャッチコピーに元気な北秋田市を発信し、地域振興につなげるべく、地域に根ざした活動を地道に進めていきたい。地域経済の好転がなかなか見られない状況の中ではあるが、今年1年の商売繁盛、五穀豊穣を願う」と新年のあいさつを述べました。
続いて、来賓の津谷市長と北秋田市商工会の藤本忠会長があいさつを述べ、津谷市長は「いよいよこの北秋田市も空港がある、そして鉄路がある、それに高速道路が加わったので、県内の内陸北部でこれだけの高速交通体系のインフラが整っている地域はない。インフラを活用して北秋田市に人を呼び込み、北秋田市で消費していただき、北秋田市のいろんなものを見ていただく。また、皆さんが扱っている商品を外に発信していただき、この北秋田市を大いに売り込んでいただきたい」などと話しました。
藤本商工会長は「ここ10年を振り返ると、円高やデフレ、消費税引き上げ、大震災、アベノミクスなどを経験してきた。とりわけ、少子高齢化が進むこの地域は、経済の先行きの不透明感が増す中、時代の変化をしっかりととらえながら、乗り越えていかなければならない。今年は酉(とり)年。取り込む年と言われ、商売繁盛はもちろんだが、今まで皆さんが培ってきた成果が実る年でもある。商工会としても地域の活性化、地域の景気浮揚の実現の年になるよう役職員一丸となって取り組んでいく」と述べました。
このあと、鏡開きを行い、秋田県北秋田地域振興局の水澤聡局長の乾杯の音頭で祝宴に移り、出席者は互いに新年のあいさつを交わしながら、景気の見通しなどを話題に交流を深めていました。