2018年12月11日
コンテンツ番号3521
一般会計補正予算など22件の議案を上程
(2018年12月11日)
平成30年北秋田市議会12月定例会が、12月11日(火)に開会し、一般会計補正予算案など22件の議案が上程され審議が始まりました。
今定例会に上程された案件は、北秋田市簡易水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてなど条例案が2件、平成30年度一般会計補正予算など予算案が11件、工事請負契約の締結について(北秋田市立阿仁診療所改築工事)など単行議案が9件です。
このうち、平成30年度一般会計補正予算案については、歳入歳出の総額にそれぞれ2億8133万9000円を追加して、総額を243億2223万5000円とするもので、歳出の主なものは、結婚生活応援金として150万円、秋田県議会議員一般選挙費として391万円、農地中間管理機構集積協力金として4052万7000円、条件不利農地を担う経営体支援事業費補助金として875万3000円、除雪費として9838万4000円などを計上しています。
本会議では、会期を12月21日までの11日間とし、一般質問、常任委員会の審査のあと、最終日に採決することを決定しました。このあと、それぞれの議案の説明と大綱質疑が行われました。
なお、上程された議案は各常任委員会に付託され、12月17日から委員会審査に入ります。
主な大綱質疑の概要は次のとおりです。
議案第134号 平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第5号)
【質疑】生活保護扶助費について、今年も多額の補正額となっているが、市民の健康状態はどのよう把握しているか。
【答弁】今回の補正額については、精神疾患が6人増で4800万円ほど、がん患者が1人増で1800万円ほどの増額が見込まれています。
議案第142号 平成30年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第2号)
【質疑】米内沢診療所は、毎年採算割れで一般会計から5000万円前後の繰り入れをして維持している状態。少しでも節約していくべき会計であるにもかかわらずハローキティの事業をやるのは理解できない。市民病院などと歩調を合わせて一緒にやるのであればわからないでもないが、米内沢診療所だけ実施する理由は。
【答弁】病気をかかえている方にもハローキティを通じて、少しでも明るい気持ちになってもらいたいということで、市民病院に働きかけましたが、少し検討させてほしいということでした。米内沢診療所には小児科があり、ハローキティを通じて少しでも明るく元気になってほしいという願いのもとで事業を実施するものです。
【質疑】補正予算の歳入には、職員が着服したお金が戻ってきた。そのお金は赤字減額のために使うべきであって、それを財源にしてハローキティ事業をやることは論外だと思っている。財源の関係を見てもおかしいと思うが、そのことに対する見解は。
【答弁】着服事件で返還されたお金を使ってという考えは、もともとありません。診療所という空間で、病気の子どもさんをはじめ患者さんが、少しでも心が和んでもらえるとありがたいという気持ちで実施するものです。
議案第146号 工事請負契約の締結について(北秋田市阿仁診療所改築工事)
【質疑】駐車場は、リハビリ棟の左側ということだが、何台駐車可能か。
【答弁】リハビリ棟の左側には、利用者用として12台が駐車できます。職員については、開発センター前を予定しています。
【質疑】12台で足りない場合の対応は考えているか。
【答弁】開発センター前駐車場への誘導と送迎を考えています。
【質疑】10月に行った議会報告会では、阿仁地区の方々から今もなお、阿仁庁舎付近に建設してほしいという声が多かったと感じた。この議案が可決されると本格的に工事が始まるが、当局として地域住民の方々との合意形成が得られていると判断してよろしいか。
【答弁】自治会長さんをはじめ、住民の方々と意見交換会を重ねてきました。その結果、根強く阿仁庁舎付近にという方もおりましたが、その方々もやむを得ないという話もありまして、その方向で進めてきました。議会報告会でも、そのような方々の声があったと思いますが、そういう機会に自分たちの気持ちを伝えたいということは十分に分かります。当局としては、建物の概要等も説明をさせてもらいまして、ご納得いただいたものとして進めているところです。