2018年12月18日
コンテンツ番号3515
生徒が日ごろの研究の成果を発表
(2018年12月18日)
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会が、12月18日(火)に秋田北鷹高校で行われ、生徒たちがこれまでの研究の成果を披露しました。
SSHは、大学との共同研究や国際性を育むための取り組みを推進し、先進的な理数系教育による創造性豊かな人材を育成することを目的に文部科学省が実施しているものです。
秋田北鷹高校(青山仁校長)は、平成25年に当事業の指定を受け「人と地球環境と共生並びに宇宙開発まで、ふるさと秋田に学ぶ」を研究開発課題とし、大学や研究機関、民間企業などと連携して、秋田の自然や資源から宇宙開発利用まで幅広い探究活動を行っています。平成29年度で5年間にわたる1期目の指定を終了しましたが、今年度は1年間の経過措置として事業を継続しており、来年度から2期目の指定を目指して文部科学省に申請しています。
開会に先立ち、青山校長は「本日の口頭発表は、今までのSSH事業の活動を通して得た思考力、判断力、表現力を評価される機会となる。このSSH事業により、皆さんが将来、国際的に活躍できる人材へと近づくことを期待している」などとあいさつ。
このあと、家庭クラブによる「雑草で命を救え!~北鷹レスキュープロジェクト~」、緑地環境科3年5人による「コンクリートHEIBAN『石畳の作製と設置』」、ケイポンクラブによる「比内地鶏去勢鶏の新たなる生産体系の確立」、科学部による「地球温暖化の知識・意識に対する環境教育プログラムの実施結果」、普通科2年5人による「ネズミを捕まえただけなのにwithモグラ」が発表されましました。
このうち、「雑草で命を救え!~北鷹レスキュープロジェクト~」を発表した家庭クラブは、災害発生後には必要な物資が手に入りにくいため、雑草が自然災害を生き抜く栄養価になると考え、食べられる雑草を使用した料理を考案したことを説明。最後に「これからも地域に愛される健やかな美味しいメニューで、多くの方々とともに活動を広げていきたい」などと、これからの抱負を述べました。
この日は、口頭発表のほかにも研究目的や過程、成果などをまとめたポスター発表会が行われ、生徒は発表に対して質問するなど、積極的に知識を共有しました。