北秋田市議会12月定例会最終日

一般会計補正予算など50件を審議、採決して閉会

市議会12月定例会最終日（12月21日、議事堂）

平成30年北秋田市議会12月定例会の本会議が、12月21日（金）に議事堂で開かれ、各委員会に付託され審査を経た議案等50件を審議、採決し閉会しました。

本会議では総務文教、市民福祉、産業建設の各常任委員会に付託された議案について、各委員長から審査の経緯と結果を報告し、質疑、討論を行い、それぞれ簡易採決や起立採決により採決が行われました。

このうち、平成30年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算（第２号）の診察室等装飾委託について、原案に反対の立場から「診療所小児科の患者数は１日平均５人から６人と極めて少数。この原因が少子化だけではないことは、市も分かっているはずですが改善されません。市がやるべきことは、この問題を解決し赤字を少しでも減らすことです。これが本来の行政の仕事のはず、やるべきことをやらずに、やらなくてもいいキティをやるのを見ていると、私は北秋田市政これで大丈夫かという危機感を覚える」などと、また「この予算提案の前に、これまでの事業を検証して、来年度も継続するかしないかの判断が先だと考える。ハローキティ予算は、秋田犬ツーリズム運動に貢献するために活用するべきであり、北秋田市には秋田犬ともにツキノワグマもいる。広告料を市がいただくような考え方を優先することが重要」などと反対討論がありました。

一方、原案に賛成の立場から「この事業は、北秋田市の子どもたちに夢をもたせるため、世界的人気があり発信力にすぐれるキャラクターを活用して北秋田市を市内外へPRするとともに、外部からの交流人口の増加により、まちの活性化を図るもの。当補正予算はこの一連の事業として実施するもので、米内沢診療所は市内で唯一小児科がある診療所であるため、他の診療所に先駆けて実施する。今後も北秋田市発展につながる施策を積極果敢に進められることを強く望む」などと賛成討論があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。

なお、12月定例会に提出された議案、請願・陳情等の採決結果は次のとおりです。