2018年12月28日
コンテンツ番号3505
1年を振り返って
(2018年12月28日)
津谷市長の記者会見が、12月28日(金)に市役所で行われ、今年1年を振り返っての感想や新年の抱負を話しました。
会見の要旨は次のとおりです。
1.今年1年を振り返って
今年は、空港に直結した大館能代空港ICの開通や、16年の歳月を経て国道285号線滝ノ沢バイパスが開通するなど、地域の念願であった交通インフラが次々と竣工を迎え、空港を中心とした高速交通ネットワークが大きく前進したほか、ハード面の整備としては、クリーンリサイクルセンターエネルギー回収推進施設が完成し、4月から本格運転が始まり、南鷹巣団地の建替えは、3棟10戸が11月から供用を開始するなど、市民の皆さんの快適で暮らしやすい住環境整備を推進することができました。
人の流れを創出する取り組みとしては、広く北秋田市をPRしてもらうため、豪風関、ハローキティ、俳優の高橋克典さんの3人の方々にふるさと大使に就任していただき、機会を捉えて当市の魅力や観光情報を発信してもらいながら、地域間交流の促進として、国立市との間で友好都市交流協定を締結したことで、今後のさまざまな分野での連携が、交流人口や関係人口の拡大に大きく貢献することが期待されます。
観光分野では、これまで継続して行ってきた台湾トップセールスの効果が、内陸線を利用する外国人観光客の増加につながっており、4月にリニューアルオープンした阿仁合駅舎自体も観光資源としての役割を担い、阿仁合エリア全体のにぎわい創出の拠点施設として、訪れる皆さんにたいへん喜んでもらっています。
4月から移住・定住支援室という新たな部署を設置し、移住定住施策の強化に力を注いできましたが、行政が窓口となった移住者数は年々堅調に伸びており、各支援策の実施や受入れ体制の整備充実、PRに力を入れてきたことが成果として表れております。今後も、特に子育て世代をターゲットとして、当市で子育てするメリットや魅力を発信し、若者の定住やUターン等の促進も含めた移住定住につなげていきたいと考えています。
市民ファーストの取り組みについては、旧中央公民館の耐震および改修工事を済ませ、今年度から第二庁舎として産業部を移転し、農林商工業の充実、強化が図られたほか、やさしい庁舎で相談しやすい環境をめざし、係名の番号案内表示やローカウンターを設置しました。11月には、本庁舎1階の窓口カウンターを使い勝手のいいものに更新するとともに、市民ホールや通路幅を広くとり、利用しやすい環境を整備しました。
地域の宝である子どもたちがスポーツで目覚しい活躍をしました。合川中学校相撲部、森吉中学校ソフトテニス部が全国大会で堂々3位入賞を果たし、鷹巣中学校女子駅伝部も、全国大会で昨年度から大幅に順位を上げて7位入賞というすばらしい成績を収めるなど、全国区を相手に堂々と渡り合う姿は、地域や市民の方々に元気と勇気を与えてくれました。
来年は、総合計画の重点プロジェクトとして定めた北秋田市まち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年にあたります。これまでの具体的な施策に対する市民目線での評価結果を踏まえ、次の段階へ進化させる取り組みを推進しながら、当市の最大の課題ある「人口減少時代を乗り越えていく」という大きな目標に向かって、市民の皆さんとともにまい進していきたいと考えています。
2.森吉山阿仁スキー場「樹氷観賞」について
いよいよ1月5日から今シーズンの樹氷観賞期間が始まります。3月3日までの期間中は「樹氷スタッフ」が常駐をしてスノーシューやかんじきなどの貸し出しや、樹氷教室の開催、樹氷散策コースの案内などを行っておりますので、多くの皆さんに「今ここでしかできない体験」を満喫してもらいたいと考えています。
また、1月26日(土曜日)午後2時30分から、阿仁ふるさと文化センターで「国際樹氷サミット」を開催します。森吉山は、山形蔵王山、青森八甲田連峰と並び日本三大樹氷観賞地として、東北地方の冬季観光における大きな魅力となっています。このサミットでは、三大樹氷観賞地を構成する北秋田市、山形市、青森市の連携事業として、各市長をはじめ樹氷関係者によるパネルディスカッションなどをとおして、希少性の高い冬の神秘的な樹氷群を、たくさんの方々に知ってもらうために国内外に向けて情報発信するもので、今年が3回目の開催となります。
サミットの観覧は無料ですので、市民の皆さんにも、ぜひ参加してもらいたいと考えています。