2018年11月05日
コンテンツ番号3500
人権への理解を深める
(2018年11月5日)
平成30年度「子ども人権デーの集い」in鷹南中が、11月5日(月)に鷹巣南中学校体育館で開かれました。人権の標語や作文の表彰と発表などが行われ、小・中学生や教職員、保護者など約250人が参加し、人権への理解を深めました。
「子ども人権デーの集い」は、大館人権擁護委員協議会(青山武夫会長)などが組織する、秋田県北地域人権啓発活動ネットワーク協議会などが主催するもので、同協議会が募集した小学生人権標語コンテストと中学生人権作文コンテストの優秀作品表彰や発表など、人権擁護啓発活動の一環として、大館、鹿角、北秋田の各地区持ち回りで開催されています。
はじめに、青山会長が「『考えよう相手の気持ち未来へ繋げよう違いを認め合う心』を重点目標に、人権を守り、広める活動を行っている。今回皆さんが作った作品に込めた思いを受け取り、心の支えとする人は、きっといる。これからも作品に向き合った気持ちを忘れずに学校生活を送ってほしい」などとあいさつしました。
続いて、小学生人権標語コンテスト(1740点の応募)と中学生人権作文コンテスト(546点の応募)の大館地区予選で小学生人権標語コンテストには12点、中学生人権作文コンテストには9点が優秀賞に選ばれ、受賞者に表彰状が贈られました。表彰の後、小学生人権標語の受賞者が一人ずつ自分の標語を読み上げ発表しました。この中で、辻原ゆずさん(大館市立釈迦内小5年)の標語「いやなこと してもされても にがい味」と大越美咲さん(大館市立城南小6年)の標語「受けとめて SNSより SOS!!」は、県大会でも最優秀賞に選ばれました。
また、中学生人権作文では、優秀賞の河田晃和さん(合川中1年)、藤島空哉さん(鷹巣南中2年)がそれぞれ発表しました。この中で、県大会でも最優秀賞に選ばれた河田さんは「話すことだけがコミュニケーションではない。言葉が無くても相手に伝わる。その伝え方が自分にとっては笑顔だった。小さな積み重ねから大きな何かになると信じている」と発表し、相手を思いやる気持ちの大切さを訴えました。
最後に、北秋田市教育委員会の佐藤昭洋教育長が「皆さんが楽しく暮らせる社会は、皆さん自身で作る必要がある。さまざまな視点から書かれている標語や作文の発表を聞いて、皆さんと人権について考えるいい機会となった。今後皆さんがすくすくと成長するとともに、住みよい明るい地域になることを期待する」などと講評を述べました。
受賞者は次のとおりです。
氏名 | 学校名 | 学年 | 応募作品(標語) |
---|---|---|---|
兎澤諒和 | 花輪小学校 | 5年 | 生まれたら 生きる権利が そこにある |
石川夏椰 | 花輪北小学校 | 5年 | ゆずりたい わたしにくれた やさしさを |
三ツ井くらら | 桂城小学校 | 5年 | 悪口は 自分もいやだ やめようよ |
大越美咲 | 城南小学校 | 6年 | 受けとめて SNSより SOS!! |
辻原ゆず | 釈迦内小学校 | 5年 | いやなこと してもされても にがい味 |
藤原李 | 上川沿小学校 | 6年 | 「どうしたの?」 あなたの勇気が あの子の勇気 |
佐々木 芽咲 | 南小学校 | 5年 | 金農の 絆見習い いじめなし |
小林望結 | 東館小学校 | 6年 | 勇気だそう いじめをとめる その一歩 |
佐藤悠生 | 山瀬小学校 | 5年 | さりげない その一言で 笑顔さく |
佐藤令 | 鷹巣南小学校 | 5年 | 「どうしたの」 何気ないひと言に 助けられる |
湊穂香 | 阿仁合小学校 | 5年 | だれにでも わすれないでね 思いやり |
加藤夷織 | 合川小学校 | 5年 | ありがとう 笑顔になれる 合言葉 |
※県大会では、辻原ゆずさん・大越美咲さんは最優秀賞、佐々木芽咲さんは優秀賞、藤原李さん・佐藤令さんは奨励賞を受賞しています。
氏名 | 学校名 | 学年 | 応募作品タイトル(作文) |
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ライリー咲菜 | 花輪第二中学校 | 3年 | 太陽であるために |
桂田美鈴 | 八幡平中学校 | 2年 | 私の誕生日 |
小友衣子 | 第一中学校 | 1年 | 届かなかった手紙 |
羽賀海月 | 北陽中学校 | 3年 | 家族の大切さ |
佐藤花 | 東中学校 | 2年 | 小さな人権 |
浅石歩果 | 東中学校 | 2年 | 心のバリアフリー |
藤島空哉 | 鷹巣南中学校 | 2年 | 見えない相手 |
河田晃和 | 合川中学校 | 1年 | 相手を思う気持ち |
桜田愛俐 | 合川中学校 | 1年 | 自分は自分らしく生きる |
※県大会では、河田晃和さんは最優秀賞、桜田愛俐さんは奨励賞を受賞しています。