2018年11月17日
コンテンツ番号3493
地域で学ぶ 未来へつながる食育
(2018年11月17日)
北秋田市食育フェスタが11月17日(土)に市民ふれあいプラザで行われ、参加した市民らが特別講演や食育に関する展示・体験コーナーを通して食育への関心を高めました。
北秋田市食育フェスタは、市民一人一人が「食」について理解を深め、望ましい食習慣と自ら考え選択する力を身に付け、次世代を担う子どもたちのために普及させていくことを目的に北秋田市が開催しました。
この日は、開会にあたり津谷市長が「食育とは、子どもたちが自らの健康を守り、健全で豊かな食生活を送る能力を育てるものであり、人生を豊かに生きていく能力にもつながっていく。本日のフェスタを通して、次世代に食の大切さを伝えていくとともに、子どもから高齢者まで食に対する関心をより一層深めてもらい、当市が目指す『豊かな暮らし』につながっていくことを期待する」などとあいさつ。
続いて、むし歯のない5歳児「5ゼロGO!歯っぴーキッズ」、75歳以上で20本以上歯のある方「7520よい歯の認定者」の表彰が行われ、津谷市長が歯っぴーキッズ63人に表彰状と記念メダルを、よい歯の認定者6人に認定証をそれぞれ手渡しました。
このあと、管理栄養士の資格を持つ東北女子大学教授の松本範子氏を講師に「食でつくるジュニアアスリートのからだ」と題した特別講演が行われました。松本さんは「現代の中高生は、タンパク質と脂質以外は国が示している栄養量を満たせていない状況。主食と副菜が非常に不足している」などと成長期における食の問題点を指摘し、「基礎代謝で消費する分、日常で使われる分、運動で消費する分のほか、成長する分を加味して栄養を取らないと順調な発達は見込めない。主食、副菜、主菜の順で多くの量を食べるほか、体の機能がしっかりと働くよう水分を多くとってもらいたい」などと呼びかけました。また、松本さん考案の「運動時における勝負飯」3種の試食が行われ、受講者は食に関する知識を取り入れようと熱心に聞き入っていました。
講演後は「お箸de豆つかみチャレンジ」、「野菜350g当てクイズ」、「北鷹高校家庭クラブの地元食材を使ったレシピ紹介」、「食塩・砂糖相当量早分かり」、「血圧・骨密度・足指筋力・体組成の各種測定」のコーナーが設けられ、来場者は楽しみながら食に関する理解を深めました。