2018年11月24日
コンテンツ番号3490
国道285号がより安全かつ快適に
(2018年11月24日)
一般国道285号滝ノ沢バイパスの開通式が11月24日(土)に森吉総合スポーツセンターで行われ、関係者約90人が参加し全線開通を祝いました。
滝ノ沢バイパスは、北秋田市米内沢字滝ノ沢から米内沢字諏訪岱までの延長5,420m。総事業費は約61億円となっています。これまでバイパス区間は、急勾配の坂道、連続した急カーブに加え、多くの歩道が整備されていないなど、交通安全上の課題を抱えていました。このような状況を踏まえ、車道、歩道ともに安全な通行と県央地域から県北地域へのアクセス向上のため、平成15年より事業に着手。平成22年より滝ノ沢側の1.8kmを先行供用していましたが、この度諏訪岱側の3.6kmが完成し全線開通しました。バイパス区間は、橋梁2橋、3函渠、1トンネルから成っており、幅員は12mと大幅に広がりました。従来の道路は、大半が市道になる予定となっています。
開通式典に先立ち行われた安全祈願祭では、国会議員をはじめ、県や市、県議会議員、施工業者など関係者が玉串を奉てんし、今後の無事故を祈願しました。
開通式典では、はじめに主催者を代表して堀井啓一副知事が「バイパスの全線開通により、快適な車両の走行が確保されるほか、地域の皆さまの安全安心な生活の維持向上に大きな効果をもたらすものと期待している。これまで県は、管理国道である285号の整備に格別の努力をしてきた。本日はバイパスの開通とともに、国道285号の全線開通を迎えることができたと考えている。この度の開通が、地域のより一層の発展と県民生活の向上につながることを願う」などとあいさつを述べました。
続いて、来賓の金田勝年衆議院議員、緑川貴士衆議院議員、中泉松司参議院議員がそれぞれ開通にあたり祝辞を述べた後、北秋田地域振興局よりバイパスの工事報告が行われました。
このあと、津谷市長を含む関係者らによるテープカットとくす玉開披が行われ、温かい拍手で迎えられながら滝ノ沢バイパスの全線開通を盛大に祝いました。