2018年11月24日
コンテンツ番号3489
子育て支援について活発な意見交換
(2018年11月24日)
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う「市長と語ろう!タウンミーティング」が、11月24日(土)に市民ふれあいプラザで行われ、子育てに携わる市民18人がグループトークやディスカッションを通して市長と意見を交わしました。
「市長と語ろう!タウンミーティング」は、これまで旧町ごと4会場で行われていた「移動行政懇話会」の内容や名称を見直し、市民に市政をより身近に感じてもらえるように、市民と市長が直接対話することを重視した意見交換会。今年度は「子育て支援」をテーマに、本市が取り組んでいる子育て施策などについて意見や提言などを聴き、今後のまちづくりに反映させるために行うものです。
開会にあたり、津谷市長は「今回のタウンミーティングはテーマをしぼり、子育て支援に関して皆さんと意見を交わしたい。子育てに携わる皆さんには、市が進めている子育て施策の中で、この点はいいなとか、もっとこうしてほしいなどさまざまな意見をいただき、市の施策に反映させていきたい。市が行っている支援に関して自分たちの一人よがりにならないように、実際に利用される方々の意見を参考にしたい」などとあいさつしました。
続いて、市職員が子育て支援に係る取り組みを説明したあと、参加者は5グループに分かれて市の子育て施策のよいところや悪いところ、改善策などをふせんに書き出して模造紙にまとめ、意見を発表しました。
各グループの発表では、よいところとして「マル福制度や予防接種、妊婦健診などの助成がありがたい」「室内の遊び場としてねま―る広場やわんぱぁくが利用できるのは助かる」「スクールバスなど通学支援が充実している」「専門の職員に子育て相談ができる場があるのは安心する」などが挙げられました。一方、改善するべきところとして「市の子育て施策が知られていない。もっと情報を発信し、周知してほしい」「わんぱ―くのキャンセル待ちが多く、急用で子どもを預けなければならない場合に困る」「産科や小児科が少ない」「子育てクーポン券助成を第一子から支給してほしい」などと意見が出されました。
このあと、発表された意見を基に、市長と参加者はディスカッションを通じて意見交換を行いました。
主な質問・意見とその回答は次のとおりです。
【質問・意見】
▽子育ての不安について、子育て支援センターの職員に相談できるのがありがたい。子育てをしている方が集まり、同じ悩みを共有したり、交流したりできるイベントや場所があり助かっている。
【回答】
今後も定期的に子育て支援センターや子育てに携わる方々が集まるイベントなどを開催し、支援を充実させていきたい。
【質問・意見】
▽子どもが遊ぶ場として、北欧の杜公園やドリームワールド、室内ではねま―る広場など気軽に遊びに行ける場所があってありがたい。
【回答】
市には自然型の施設はたくさんある。冬に屋内で体を動かす場所も必要になってくると思うが、管理の問題なども出てくるため、今後検討していく。
【質問・意見】
▽北秋田市では子育てがしやすいと感じている。子育て支援のイベントを通じて友達も増えた。また、要望としては不妊治療や死産などで悩み、不安の中で過ごしている方たちが交流したり、自分の想いを外に発信していけるような仕組みがほしい。
【回答】
妊婦さんや妊娠する前の方などが、安心して相談できる場所を設けていきたい。
【質問・意見】
▽行きたいイベントが重なっていたり、イベントの情報を得るのに苦労した。以前大館の小児科で市内のイベントが一覧になっているカレンダーを見てとてもよいと思ったため、北秋田市でもイベント情報を一覧にし、一目でどんなイベントがあるのか、わかる仕組みがほしい。
また、子どもには自然の多い北秋田ならではの体験をたくさんしてほしいと思っている。自然の中で遊ぶ経験を通してふるさとを愛する心を育むことで、将来ふるさとに帰ってくるきっかけになるのでは。川遊びや屋外の宿泊などを経験するマタギの地恵体験学習はとてもよい体験だと思う。
北秋田市で、どのような場所にイベント一覧があると便利、有効だと感じるか。
【回答】
道の駅やご飯を食べたり、出かけるような場所にあるとお母さんたちは手に取りやすい。スーパーやフードコートなども有効。
とてもいい考えであるため、実現できるようにしたい。イベントが重ならないようにしたり、情報発信の方法についても今後検討していく。
【質問・意見】
▽わんぱぁくのキャンセル待ちが多く、急用で子どもを預けなければならないときに困っている。私は実家や嫁ぎ先も子どもを預けられる環境にあり恵まれているが、転勤などで市外から来た方で、父親が仕事でいない場合や近くに預けられる親族がいないという方は苦労しているのでは。
【回答】
怪我や事故など、何かあったときのことを考えるとよその人に預けるのは難しい。皆さんにわんぱぁくをうまく利用してもらえるような対策をしていく必要があり、今後の検討課題でもある。
【質問・意見】
▽新聞に掲載されている地域のイベント情報に北秋田市の情報をもっと載せてほしい。また、市の子育て支援情報フェイスブックの内容を見ると、お知らせのチラシを添付しているだけになっている。受け取る側が理解できるように、内容を分かりやすく発信してほしい。
【回答】
情報をはじめて知る方もいて、チラシだけでは理解できない場合もあると思う。チラシのほかに説明を加えて掲載したほうがフェイスブックとしての価値が出てくるかと思うので、今後の参考にさせていただく。
【質問・意見】
▽市のイベントで、おむつを換える場所や授乳する場所、子どもにおやつやご飯を食べさせられるような場所があるのかなど、毎回気になっている。このような細かい情報を得ることができると、もっと安心して出かけられるようになる。
【回答】
子育てに優しい市を目指すうえで、これからの公的な施設はおむつを換える場所や授乳する場所などが必要になっていくため、参考にさせていただく。
【質問・意見】
▽父親が育児休暇を取得できることで、母親や子どもも助かる部分がでてくる。父親への支援もしてほしい。
【回答】
市が率先して育児休暇を取得できる環境作りを進めていきたい。