2018年10月22日
コンテンツ番号3466
長年の功績が認められる
(2018年10月22日)
平成30年度地方教育行政功労者表彰を受賞された三澤仁さん(71歳・松葉町)が、10月22日(月)に市役所を訪れ、津谷市長に受賞を報告しました。
地方教育行政功労者表彰は、市町村の地方教育行政において功労が特に顕著な教育委員会の委員長、委員、教育長に対し、文部科学大臣が表彰しているものです。
三澤さんは、昭和47年に鷹巣中学校教諭に採用され長年にわたり教べんを執り、平成13年からは県教育庁北教育事務所長、鷹巣南中学校長の要職を歴任しました。平成15年には旧鷹巣町教育委員会教育長に任命され、平成17年の北秋田市制後も北秋田市教育委員会教育長として、13年6カ月にわたり教育行政に尽力されました。
この間、望ましい教育環境整えるため、小学校のみならず中学校も含めた「北秋田市小中学校適正規模再編プラン」を策定したほか、心と体のリフレッシュを図る場と機会を提供する「あきたリフレッシュ学園」の設置に尽力し、不登校の児童生徒の学校復帰や社会復帰に向けて効果を上げました。また「北秋田市民ふれあいプラザコムコム」のオープンに力を注ぎ、新たな施設の賑わいを創出するため、有識者のほか施設利用者や商店街の代表などを参画させ、広く意見を汲み上げました。さらに伊勢堂岱遺跡について「縄文のこころとかたちが生きる遺跡」という基本理念のもと「史跡伊勢堂岱遺跡整備基本計画」を策定し、ガイダンス施設「伊勢堂岱縄文館」の建設に貢献されました。
このように平成15年から29年まで鷹巣町および北秋田市の教育長として、教育行政推進の重責を担い、取り組むべき教育施策の推進等において優れた業績を収めるとともに、教育行政全般の振興、発展に尽力しました。
こうした功績が認められ、10月12日に文部科学省講堂で行われた表彰式において、文部科学大臣から表彰されました。
この日、市役所を訪れた三澤さんは「在任中に、いじめによる自殺や交通事故などで、亡くなった子どもが一人もいなかったことは幸せなことだと思っている。また、リフレッシュ学園では、ほかの学校では得られない貴重な体験活動ができるので、これからも継続してもらいたい。受賞は、これまで学校や地域で支えてくれた人たちの協力のおかげ、心から感謝している」などと受賞の喜びを語りました。
報告を受け、津谷市長は「受賞おめでとうございます。長年にわたり多くのご苦労もあったと思うが、これまでの功績が認められたことは、北秋田市の誇りでもある。これからも健康に留意され、後進の指導をお願いしたい」などと長年の功績をたたえました。