2018年10月27日
コンテンツ番号3462
多くの市民が芸術の秋を楽しむ
(2018年10月27日)
第13回北秋田市文化祭が、10月27日(土)から29日(月)の3日間、文化会館と市民ふれあいプラザで行われ、多くの市民がステージ発表や作品展示などで日頃の文化芸術活動の成果を披露しました。
今年の文化祭は、演示部門が10月27日と28日に文化会館で、展示部門が10月27日から29日まで市民ふれあいプラザで行われました。
演示部門には48団体、延べ約600人の出演者がステージで歌や踊りを披露し、展示部門には72の団体および個人から出展され、多くの作品で会場を彩りました。
27日の演示部門の開会にあたり、北秋田市文化祭実行委員会の石郷岡修一委員長が「展示部門では、今回からはじめて市民ふれあいプラザで行われるので、足を運んでいただきじっくり作品を眺めてほしい。演示部門では、さまざまなジャンルの団体の方々が披露される。最後まで楽しんでいただきたい」などとあいさつ。このあと北秋田地区更正保護女性の会コーラス部を皮切りに、各団体による歌や踊りなどが披露されました。
また、この日は平成30年度北秋田市芸術文化表彰が行われ、長年にわたり市の芸術文化の発展に貢献されたとして、河田カツ子さん、近藤ミヤさん、高橋キヨ子さんの3人が「芸術文化功労賞」を受賞されたほか、優れた芸術作品などを創作されたとして、原田栄子さん、木村けい子さん、松岡雪さん、沢藤満里萌さんの4人が「芸術文化奨励賞」を受賞されました。
北秋田市芸術文化協会の石郷岡会長が受賞者一人一人に賞状と記念品を手渡し「ただいま7人の方々に芸術文化功労賞、芸術文化奨励賞を授与した。改めて、受賞された皆さん、おめでとうございます。受賞された皆さんが健康に留意し、北秋田市の文化向上のために励んでいただけるようお願い申しあげる。さて、芸術文化功労賞ならびに奨励賞は昨年度までは北秋田市と北秋田市芸術文化協会が共同で審査を行っていたが、今年からは北秋田市芸術文化協会が主体となって行うこととなった。本日から行われる展示、演示ともに一人でも多くの皆さんに来場していただきたい」などとお祝いの言葉を述べました。
このあと、受賞者を代表して河田カツ子さんが「民謡という郷土芸能に携わってから45年となった。民謡人にとって目指す内閣総理大臣賞を受賞してから35年目を数えるこの節目の年に、このようなすばらしい賞をいただき感激している。北秋田市芸術文化協会が主催となってから1号目の文化功労賞を受賞することができ、たいへん光栄に思う。この受賞にあたり、皆さん一人一人の温かいご声援と励ましのおかげで受賞することができた。これからますます精進していく」などとお礼の言葉を述べました。
続いて来賓を代表して津谷市長が「秋も深まり、山の木々も赤や黄色に色づき芸術の秋となった。彩り鮮やかな移ろいを感じる今日のよき日に受賞された7人の皆さんに心からお祝い申し上げる。今後とも意欲的な創作活動を継続されるとともに、地域の芸術文化をけん引する立場から、市のさらなる芸術活動の発展にご尽力いただきたい。本日から始まった文化祭は第13回を数え、演示部門は文化会館で2日間、展示部門では市民ふれあいプラザで3日間にわたり開催される。文化イベントの集大成である文化祭を楽しんでほしい」などと祝辞を述べました。
表彰式の後、大館市出身のトランペット奏者扇田泰子さんの特別公演が行われ、来場者は透き通った美しいトランペットの音色に聴き入っていました。続いてステージでは引き続き演示部門が行われ、訪れた市民は、華やかなステージ発表を観賞しながら手拍子をしたり、披露された歌などを一緒に口ずさむなど、芸術の秋を大いに堪能しました。
平成30年度 北秋田市芸術文化表彰受賞者
功労賞【個人】
- 河田カツ子
- 近藤ミヤ
- 高橋キヨ子
奨励賞【個人】
- 原田栄子
- 木村けい子
- 松岡雪
- 沢藤満里萌