2018年09月07日
コンテンツ番号3453
生前の功績がたたえられる
(2018年9月7日)
元阿仁町消防団長、元阿仁町議会議長で、6月に逝去された湊勇次郎氏(享年88歳・阿仁荒瀬)が、このほど叙勲の瑞宝双光章を受章し、9月7日(金)に秋田地域振興局で伝達式が行われました。
湊氏は、昭和27年から44年間にわたり、旺盛な消防精神と豊かな消防知識や経験を生かし、地域住民の信託にこたえるべく率先して消防業務に精励されました。昭和62年から阿仁町消防団副団長、平成元年からは団長を歴任し、組織力強化と防災体制の充実に貢献されました。さらに、昭和58年からは阿仁町議会議員として5期20年にわたり在職。議長、議会運営委員長、総務財政委員長などの要職を歴任し、地方自治の発展および住民福祉の向上に貢献されました。
この日の伝達式には、長女の高関早苗さん(63歳・秋田市)が出席し、中嶋誠消防長の同席のもと、秋田地域振興局の小野一彦局長から勲記と勲章の伝達を受けました。
伝達を受け高関さんは「消防や議員活動はもちろんですが、荒瀬の獅子踊りに、若い時から精力的に取り組んで、地域の伝統芸能を継承しようと頑張っていた。父からは何事も一生懸命に頑張ることを教えてもらい、前向きな生き方を学ばせてもらった。この度の受章は身に余る光栄で、故人も喜んでいると思う」などと生前をしのぶとともに感謝の言葉を述べました。