2018年09月09日
コンテンツ番号3447
エネルギッシュな太鼓の響きで観客を魅了
(2018年9月9日)
第16回北秋田市たかのす太鼓まつりが、9月9日(日)に大太鼓の館で開かれ、エネルギッシュな太鼓演奏と軽快な踊りを観ようと県内外から大勢の観客が詰めかけました。
このイベントは、市内の太鼓演奏団体や市観光物産協会などでつくる「北秋田市たかのす太鼓まつり実行委員会」(野呂俊二実行委員長)の主催。今回は、市内から10団体と上小阿仁村「上小阿仁和太鼓保存会 鼓響」のほか、特別ゲストとして、三種町の長信田太鼓、秋田市の羽川剣ばやし保存会下浜太鼓、男鹿和太鼓愛好会のなまはげ太鼓の3団体が出演しました。
この日はあいにくの雨となり、各団体のパフォーマンスは、大太鼓の館に隣接する野外ステージから館内のホールに変更して行われました。
開会セレモニーでは、主催者を代表して野呂実行委員長が「今回は地元の太鼓団体のほか、秋田県内の有名な太鼓チーム3団体をお招きしている。秋田の太鼓の音色とリズムを聞き比べてもらいたい。最後までゆっくりと楽しんでほしい」などとあいさつしました。
まつりは、はじめに綴子上町大太鼓保存会が登場し、会員約20人が直径3.8メートルと3.33メートルの大太鼓を力強く打ち鳴らし、ごう音を響かせました。さらには奴踊りと獅子踊りの華麗な演舞も披露され、16回目となる太鼓まつりのオープニングを飾りました。
続いて、鷹巣すずめ踊り、綴子婦人会、上小阿仁和太鼓保存会 鼓響、合川太鼓保存会、北秋田ドラムサークル、鷹巣ばやし普及会、綴子下町大太鼓保存会、しゃろーむ太鼓、たかのすふるさと太鼓・綴子婦人会有志、鷹巣婦団連ふるさと子供太鼓が次々と熱演し、観客からは大きな歓声と拍手が送られました。
また、ゲスト出演の長信田太鼓と羽川剣ばやし保存会下浜太鼓が迫力ある豪快な演奏で観客を楽しませたほか、なまはげ太鼓では演奏の合間に、なまはげに扮した演者が会場内を回り子どもとふれあいました。
合同演奏前のセレモニーでは、津谷市長が「あいにくの雨となり屋内の開催となったが、屋内の演奏は演者と観客の皆さんとの距離が近く、館内に迫力ある太鼓のリズムが響きわたり、皆さんを魅了する。このあとの4張りの大太鼓の合同演奏は、このまつりと正月の叩き初めでしか聞くことができない貴重なもの。胸に響く太鼓の鼓動を最後まで楽しんでほしい」などと祝辞を述べたほか、あきたこまちなどが当たる抽選会も行われました。
最後は、綴子上町と下町の大太鼓保存会が合同演奏を披露し、4張りの大太鼓が共鳴する迫力あるごう音で観客を魅了し、まつりを盛大に締めくくりました。