2018年09月11日
コンテンツ番号3444
救急医療の大切さを呼びかける
(2018年9月11日)
「救急医療週間(9月9日~15日)」に合わせ、9月11日(火)に北秋田市消防本部(中嶋誠消防長)では一日救急隊長の委嘱や啓発活動、事業所表彰などを行い、救急活動の普及啓発を図りました。
国民の救急業務および救急医療に対する理解と認識を深めるとともに、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的として、毎年9月9日を「救急の日」、この日を含む1週間を「救急医療週間」とし、全国各地で応急手当の講習会を中心とした救急に関する様々な行事が実施されています。
この日、消防本部では一日救急隊長として、北秋田市民病院で看護師を務める伊勢綾佳さんに、中嶋消防長から委嘱状が交付されました。
委嘱にあたり中嶋消防長は「昨今は、緊急搬送の内容の変化や現場対応のあり方に関する知見も様々な深まりを見せてきている。救急医療の知識や技術の習得と併せ、分かりやすい応急手当の普及啓発活動に取り組んでいかなければならない。伊勢様には、今日一日を通して消防業務を理解してもらい、救急業務に対する正しい認識をしてもらいたい」などとあいさつ。委嘱状を受け取った伊勢さんは「普段は病棟勤務しており、救急のことはあまりよく分からないが理解を深めたい。今日一日よろしくお願いします」などと抱負を述べました。
このあと、伊勢さんは消防署員とともに、市民病院でで啓発用品の配付やAED(自動体外式除細動器)の操作方法を学ぶコーナーを設置するなどして、救急医療の大切さや応急手当の習得を市民に呼びかけました。
また、阿仁中学校(斎藤拓洋校長)では、救命手当法啓発推進事業所表彰の伝達式が行われました。同校は、長年にわたり救命手当法の重要性を深く認識し、救命手当の啓発活動に貢献しているとして「救命手当法啓発推進事業所」に認定されました。
伝達式では、長岐篤市消防次長が斎藤校長に表彰状を手渡したあと「阿仁中は、救急活動に深く関心をもっており、感謝の意を込め表彰させていただいた。今後も引き続きよろしくお願いします」などとあいさつ。同校を代表して生徒会長の松橋結人さんが「このような表彰をしていただき感謝します。命の大切さについてしっかりと認識し、勇気を持って救助できるよう備えます」などと応じました。
なお、消防本部では、このほかにも9月9日(日)に北秋田市農村環境改善センターで「上級救命講習会」を開催して、救命手当法の普及啓発を図っています。