2018年09月11日
コンテンツ番号3443
一般会計補正予算など45件の議案等を上程
(2018年9月11日)
平成30年北秋田市議会9月定例会が、9月11日(火)に招集され、平成30年度一般会計補正予算案など45件の議案等が上程され審議が始まりました。
今定例会に上程された案件は、北秋田市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例の制定についてなど条例案4件、 平成30年度一般会計補正予算など予算案10件、指定管理者の指定の単行議案4件、平成29年度北秋田市決算に係る健全化判断比率についてなど報告4件、平成29年度一般会計歳入歳出決算などの認定23件です。
このうち、平成30年度一般会計補正予算案については、歳入歳出の総額にそれぞれ5億422万4000円を追加し239億7952万円とするもので、歳出の主なものは、森吉山ウエルカムステーション整備事業補助金に9018万円、比内地鶏大規模モデル経営体育成事業費補助金に2310万円、北秋田市商工会商品券事業補助金に1200万円、地域連携DMO形成事業負担金に3277万2000円、住宅リフォーム支援事業費補助金に1300万円などを計上しています。
会議の冒頭、津谷市長が発言を求め、市職員による米内沢診療所の一部負担金等収入の横領事件ついて「本件は、市監査委員により平成29年度決算審査のため平成28年度決算と29年度決算を比較したところ、患者数が減少していたにも係らず一部負担金等収入は増加しているという不自然な状況が判明したことから、更に月々の収入状況等を精査し、診療所窓口で収納された一部負担金等収入と診療所特別会計に入金された金額との間に差異があることが判明したものです。そのため、平成28年度当時の事務担当職員からの現金の収納から金融機関へ入金するまでの事務的な流れと現金の動きなどを事情聴取したところ、横領の事実を認めたことから、7月26日に職員の分限及び懲戒処分に関する審査委員会を開き、職員の懲戒処分に関する指針により、7月27日付けで当該職員を免職処分としました。また、当該職員による被害金額は3,131,400円であり、8月8日に市会計への納入、弁済が終了しています。本件については、関係職員の監督責任による懲戒処分も行っておりますが、私と虻川副市長の管理責任を明らかにするための減給条例案について、今議会に追加提案させていただく考えです。今後は、診療所に限らず公金を扱う各部署における現金取扱いの課題を整理し、マニュアルを定めるなどの対策と適正な事務処理に努めてまいります。この度は、市民の皆様の行政に対する信頼を大きく損なうことになり、心からお詫び申し上げます」とお詫びの言葉を述べるとともに、市民の信頼回復に努めることを誓いました。
本会議では、会期を10月10日までの30日間とし、一般質問、常任委員会の審査のあと、決算特別委員会の審査を行い、最終日に採決することを決定しました。そのあと、上程された議案の説明と大綱質疑が行われました。そのうち、議案第116号北秋田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、療養給付費償還金の精算による返還期限が9月28日になっていることから、委員会付託を省略し、質疑、討論のあとただちに簡易採決され、全会一致で原案のとおり可決されました。また、決算認定議案が上程されたあと、一般会計決算特別委員会、特別・企業会計決算特別委員会が設置され、それぞれ委員長、副委員長が選任されました。
主な大綱質疑の概要は次のとおりです。
議案第115号 平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第3号)
【質疑】
地域連携DMO秋田犬ツーリズムによる観光振興事業負担金の事業概要は。
【答弁】
地域連携DMO(一社)秋田犬ツーリズムに対する負担金。これまで実施してきた外国人観光客に向けての取り組みに加えて、阿仁合の古民家をリノベーションして観光の拠点として整備し、受け入れ体制を充実させるものです。
【質疑】
宮前町庁舎の大規模改修のおおよその工事費は。事業にあたり、森吉庁舎などの空いている施設の活用は考えなかったか。
【答弁】
工事費として、今の段階で1億5000万円程を予定しています。いろいろな観点から検討を重ねて、税務課はこのまま宮前町庁舎に置いた方が利便性が高いのではないかということで、1階に移すという方策をとることにしました。