2018年09月21日
コンテンツ番号3436
交通死亡事故ゼロ365日を目指して
(2018年9月21日)
平成30年秋の全国交通安全運動が9月21日(金)から始まり、それに合わせ北秋田地区交通安全協会(長岐哲行会長)主催の北秋田地区総決起集会が北欧の杜公園で行われ、交通安全宣言や交通安全パレードなどで交通安全を呼びかけました。
秋の全国交通安全運動の期間は、9月21日(金)から30日(日)までの10日間。そのうち9月30日を「交通事故死ゼロを目指す日」としています。
期間中は「子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」、「夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止」、「すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」、「飲酒運転の根絶」の4つを運動の重点として、普及啓発活動が全国各地で一斉に行われます。また、秋田県では「横断歩行者の交通事故防止(特に横断歩道における歩行者優先の徹底)~歩行者ファースト意識の醸成」を運動の地域重点として取り組みます。
北秋田地区の総決起集会には、鷹巣・森吉地区安全運転管理者協会、鷹巣地区事業主交通安全推進協会、北秋田地区交通指導隊連合会、北秋田市・上小阿仁村交通安全母の会、北秋田市・上小阿仁村老人クラブ連合会のほか、北秋田警察署をはじめ行政関係など、約200人の会員や関係者が参加しました。
集会では、はじめに多年にわたり交通安全活動に尽力された、交通安全功労団体や優良学校、優良運転者等に表彰状の伝達が行われ、東北交通栄誉章を受章した2団体2人と緑十字銅章を受章した3人に、北秋田警察署の成田實署長から表彰状が手渡されました。
受賞者
- 東北交通栄誉章(交通安全功労者)=小林 郷司さん
- 東北交通栄誉章(優良運転者)=戸嶋 金弘さん
- 東北交通栄誉章(交通安全功労団体)=上小阿仁村交通安全母の会
- 東北交通栄誉章(優良学校)=社会福祉法人 七日市保育園
- 緑十字銅章(交通安全功労者)=佐々木 賢二郎さん/柳谷 喜美男さん
- 緑十字銅章(優良安全運転管理者)=高橋 良樹さん
表彰のあと、主催者を代表して長岐会長が「これから季節は、農繁期や行楽で車の往来も激しくなり、夕暮れ時には薄暮により前が見にくい時季といわれており、夕暮れ時の交通事故対策も必要と感じている。今年は昨年より事故が増加傾向にあるが、数年前に比べると減少傾向にある。これは皆さんの努力の賜物であり、心から感謝を申し上げる。これからも、それぞれの地域において、交通安全運動に力を入れてほしい。地域住民の力を合わせて、交通事故撲滅に取り組んでもらいたい」などとあいさつしました。
つづいて、来賓を代表して北秋田警察署の成田署長、津谷市長、上小阿仁村の小林悦次村長があいさつ。そのうち津谷市長は「昨年の総決起集会では、北秋田市が交通死亡事故ゼロ365日を達成し、県警本部長から表彰を受けたが、そのあと5月25日に踏切で軽トラックと列車が衝突して、高齢の方が亡くなるという、たいへん痛ましい事故が発生してしまった。このような死亡事故は、これ以上起きてほしくないし、また皆さんと力を合わせて交通死亡事故ゼロ365日の達成を目指していきたい。ともに頑張りましょう」などと参加者を激励し協力を呼びかけました。
このあと、交通安全母の会を代表して、佐々木敬子さんが「交通安全は、北秋田市民共通の切実な願い。私たちは交通事故をなくし、安全で住みよい北秋田市にするため、すべての人々と連携し、家庭、職場、地域において、交通安全を推進します」などと津谷市長に交通安全宣言をしました。また、お揃いのハッピをまとった交通安全母の会の皆さんによる「ふるさと秋田 交通安全音頭」が披露されました。
最後に、北秋田市交通指導隊の佐藤光義さんが「北秋田市地区交通指導隊は、ただいまから交通安全パレードに出発します」と成田署長に交通パレードの出発を申告しました。参加者から拍手で見送られながら会場を出発したパトカーや交通安全ののぼり旗をつけたパレード車は、市内を巡回して交通安全を呼びかけました。