2018年08月22日
コンテンツ番号3409
よりよい学校生活を築くための取り組みを考える
(2018年8月22日)
平成30年度きたあきたいじめゼロサミットが、8月22日(水)に市民ふれあいプラザで開かれ、市内小中学校の代表者17人が、いじめのない学校づくりを目指す取り組みを話し合いました。
きたあきたいじめゼロサミットは、児童生徒が自らいじめの問題について、考え話し合い、いじめの防止を訴えるような取り組みを推進し、他者を意識して円滑なコミュニケーションを図る能力を育て、いじめに向かわせない人間関係づくりに取り組むことを目的に開催されているものです。今回は、ふだんの生活における現状や問題点などについて意見交換し、生活がよりよくなるよういじめゼロに向けた取り組みを考えるものです。
開会にあたり、佐藤教育長が「北秋田市では平成26年1月に小中学生がきたあきたいじめゼロ宣言を制定し、いじめのない学校づくりを皆さんの手で進めてきた。いじめの問題について、どうすれば強い心でいじめゼロを続けられるのかを、今日のサミットで皆さんが意見を出し合い、よく話し合って、2学期が始まったら各学校で取り組んでほしい。皆さんの活発な意見交換により、いじめのない北秋田市になるよう期待している」などとあいさつしました。
続いて、合川中学校3年櫻田壮さん、加藤青葉さんから「平成29年度全国いじめ問題子供サミット」の参加報告がされたあと、各校が学校や学級等で取り組んでいることを発表しました。
次に、小学生と中学生に分かれ、グループ別に学校生活で困っていること、いじめになり得る問題についての話題を1つ取り上げ、対応策や解決策について話し合い、一人一人ができること、皆ができることをそれぞれふせんに書き起こし、模造紙にまとめました。このあと、各グループから出た意見が発表され、全体で意見を共有しました。
閉会行事では、今回参加した感想について、小学生は「他校の人の意見を聞いて、今までは自分で意識していじめをしないようにするしかないと思っていたが、笑顔で話したり、相手の気持ちを考えると、いじめを防止できるかもしれないことに気付いた。中学生の発表では、いいなと思う意見がたくさんあったので、学校に行ってから皆に紹介したい」などと、中学生は「この話し合いで出た意見を自校に持ち帰って紹介するとともに、皆で話し合って考えたい。そうすることで共通理解ができ、意識が高まると思う。いじめゼロのために、一人一人が取り組めるよう、このサミットに参加した自分たちから働きかけていきたい」なとど感想を述べました。
最後に、小林政策監兼学校教育課長が「学校に戻ったら、優しい言葉をかけられる人、笑顔で言葉をかけられる人、相手の気持ちを考えて言葉をかけられる人になってほしい。皆さんが学校のお手本だと言われるような人に成長してもらいたい。間もなく2学期が始まり、行事を通していろんな友達と付きあっていくことになるが、今日話し合ったことを生かし、学校生活をより充実させることを願っている。今日は、初対面とはいえこんなにたくさんの意見を交換し、話をまとめることができ、すばらしい。それぞれ学校をよくするために、頑張ってもらいたい」などと講評しました。
今回のサミットを通じて、各校の代表が活発的に意見を交わし、学校生活をよりよいものにするため、今後もいじめの問題やいじめの防止に全校で取り組んでいくことを誓いました。