2018年08月30日
コンテンツ番号3403
20年以上にわたり遺跡のガイドや情報発信に尽力
(2018年8月30日)
平成30年度秋田県特別表彰を受賞した伊勢堂岱遺跡ワーキンググループ(佐藤善壽代表)が、8月30日(木)に市役所を訪れ、津谷市長に受賞を報告しました。
伊勢堂岱遺跡ワーキンググループは、平成9年に鷹巣町文化遺跡ワーキンググループとして結成したのが始まり。伊勢堂岱遺跡や伊勢堂岱縄文館でのボランティアガイド、サケの放流や縄文まつりなどのイベント、ジュニアボランティア育成、遺跡のPR活動などを通して、20年以上にわたり伊勢堂岱遺跡のガイド・情報発信に取り組んでいます。平成19年に秋田県北秋田地域振興局長から「地域活動マスター」に認定され、平成26年には北秋田市から市誕生10周年記念特別表彰を受けています。
また、世界文化遺産の国内推薦候補に決定した伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録を目指し、県や県教育委員会、北秋田市とも連携し、登録推進活動に取り組んでいます。
この度、これまでの活動が魅力ある社会づくり・県の発展に貢献したとして、秋田県の記念日である8月29日に、秋田県知事より特別表彰を受けました。
この日市役所に訪れたのは、同ワーキンググループの佐藤善壽代表、武藤祥子副代表、佐藤要さんの3人。
佐藤代表は「市長を始め、さまざまな方のおかげで受賞できたと思っている。約20年前に伊勢堂岱遺跡を保存するという決断がなければ、今の状況はなかった。これからはワーキンググループをどのような形で後世に繋げていくか、今後のあり方について検討していかなければならない。想像以上の表彰をいただき、感謝する」などと受賞報告をするとともに喜びを述べました。
これを受けて津谷市長は「これまでのご労苦に心から敬意と感謝を申し上げる。伊勢堂岱遺跡の世界文化遺産登録に向け機運が高まっているこれからが大事。今回の表彰を受け、今までの活動を振り返るとともに、これからの活動について一緒に考えていきたい」などと受賞を称えました。