2020年03月18日
コンテンツ番号10342
木材産業活性化に向け産・学・官が連携
森林・木材活用地域連携に関する基本協定調印式が、3月18日(水)に市役所大会議室で行われ、関係団体が森林環境譲与税を活用した地域連携事業に取り組むための協定書を交わしました。
令和元年度より都道府県及び市町村への森林環境譲与税の交付が始まり、新たに公有林以外の民有林において、市が仲介役となり森林所有者と林業経営者を繋ぐ、新たな森林管理システムが始まるほか、森林環境譲与税を使途として、森林整備、人材育成や担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発に充てることができるようになりました。
このような中、当市では「木育」「人材育成」「産業振興」「地域活性化」を目的に、森林環境譲与税を活用して、森林・木材活用地域連携事業を実施することとしており、事業を進める上で協力をしていただける秋田北鷹高校と秋田スギネットワークの2団体とこの度協定を締結する運びとなりました。
調印式では、津谷市長のほか、連携団体である秋田北鷹高校の青山仁校長と秋田スギネットワークたかのすの藤島二三夫会長が、それぞれの協定書に署名をし、協定を締結しました。
協定締結にあたり、津谷市長は「締結した協定は、当市の豊かな森林資源の新たな活用を見出しながら、地域内連携の新しいスタイルを目指したもの。また、産・学・官の3者がそれぞれの立場で力を発揮できる有機的な連携は、木育、人材育成、産業振興を力強く推し進め、木材産業活性化の好循環を生み出すことが期待されている。将来林業の振興を重点プロジェクトの1つとして掲げている当市にとって、本協定を契機として林業・木材産業を軸とした地域産業の持続した成長を目指して取り組みを推進していきたいと考えている。これからも皆さまの温かいご指導とご協力をお願いする」などとあいさつを述べました。
また、秋田北鷹高校の青山仁校長が「森林環境整備や木材の利用促進、木育に携わる人材育成は、本校の教育活動の大きな柱であり、このような事業に参加できることは貴重な経験、学習の場となると同時に本校の活性化につながるものと確信している。高校生の視点から積極的に事業に関わり、地域の活性化につながるよう取り組んでいく」などと、秋田スギネットワークたかのす藤島二三夫会長が「協定の調印ができ、たいへん心強く思っている。木を活かした教育とまちづくりを進めていく」などとそれぞれあいさつを述べました。
北秋田市 | 実習場所としての市有林の提供、製品の原材料として木材の提供 |
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秋田北鷹高校 | 市有林での伐採作業及び製材等の実習の実施 |
秋田スギネットワーク | 木材の加工、木製記念品の製造等 |