2020年03月13日
コンテンツ番号10339
マタギ文化の普及を目的に市内の小中学校へ無償提供
地域の観光資源を活用した地域活性化に取り組んでいる北秋田地域素材活用推進協議会「やってみよう!北秋田」が、3月13日(金)に教育委員会を訪れ、マタギ文化を広く知ってもらおうと制作した音楽CD「マタギの玉手箱」を市内の小中学校へ無償提供しました。
北秋田地域素材活用推進協議会「やってみよう!北秋田」(澤田吉宏会長)は、地域素材の価値最大化による北秋田の観光価値向上を目指し、地域活性化を図ることを目的に2019年4月に発足。今年度は、秋田犬ツーリズムと共同で「阿仁マタギのPRと商品化」を事業の柱として活動をし、2月にはマタギをブランド化したお土産の詰め合わせ「マタギの玉手箱」を発売しています。
今回無償提供した音楽CDは、今年度の活動の集大成として制作したもので、当市阿仁根子在住のシンガーソングライター本城奈々さんの全面協力のもと、マタギを題材にした楽曲「マタギの玉手箱」「鳥追い」「月の輪ぐまのりちゃん」の3曲を収録したミニアルバムとなっています。阿仁マタギの世界観や精神性を年齢問わず広く理解してもらおうと、誰にでも親しんでもらえる曲調としています。
制作した音楽CDは、市内の小中学校のほか、県内の小中学校や保育所等にも無償提供することになっています。
この日は、同協議会の澤田会長と本城さんのほか、秋田内陸線の吉田裕幸社長と地域おこし協力隊の高橋了介さんの4人が教育委員会を訪れ、佐藤教育長に制作した音楽CDを手渡しました。
澤田会長は「音楽を通してマタギ文化をPRしていきたい。歌詞にマタギの心が入っていると感じる3曲となっているので、よろしくお願いします」とあいさつを述べました。
佐藤教育長は「音楽という形で、子どもたちにマタギ文化や地域のことを聞かせることができうれしく思う。この地域は何もないわけではなく、たくさんの宝物が入った玉手箱がある。この音楽を聞いた子どもたちが玉手箱に入れるものを作ってみようという発想になってくれたらうれしい。これを機にマタギ文化が日本遺産登録となれば、子どもたちにとって大きな夢につながっていくのではないかと思う」などと謝辞を述べました。