2018年07月01日
コンテンツ番号3400
りりしくも愛らしい秋田犬25匹集合
(2018年7月1日)
公益社団法人秋田犬保存会秋田県北支部(富樫孝支部長)主催の第42回秋田県北秋田犬観賞会が、7月1日(日)に大館能代空港内の芝地で行われ、県内外から25匹が出場しました。
観賞会は順位を決める展覧会とは異なり、飼育状態を確認するほか、会員同士の情報交換や交流を目的に開催されています。
開会式では、富樫支部長が「今年も空港の芝地を利用して観賞会が開けることをうれしく思う。今、秋田犬はザギトワさんや朝青龍さんにも贈呈が決まり、人気度が高まっている。私たちはこの人気を保っていかなければならない。今日はよい犬を育てるための勉強会。しっかり学んでほしい」などとあいさつしました。
次に、来賓祝辞では津谷市長が「42回目を数える秋田犬観賞会が、今年も大館能代空港で開催でき、多くの人に訪れてもらえることを心より感謝する。天然記念物の秋田犬を育て、守り、継承している県北支部の皆さんの尽力と協力に対し、敬意と感謝を述べたい。秋田犬ブームは私たち秋田県人にとっても、日本人にとっても誇り。秋田犬を通じて世界の人々に秋田県、大館、北秋田をPRできるような仕組みができればと思う」などと述べ、続いて、秋田県議会の近藤健一郎議員、北林丈正議員があいさつしました。
この後行われた観賞会では、6か月以上の幼犬から30か月以上の成犬までの雄、雌に分かれて審査し、保存会本部の審査員が、1匹ごとに耳の立ち方や毛色、立ち姿、歯並び、顔つきなどをていねいにチェックし、今後に向けた飼育に関するアドバイスをしました。参加者は、展覧会でよい評価を得られるように、飼育方法や改善点などを学んでいました。
会場には愛好家や、空港利用者など大勢の観客が集まり、りりしくも愛らしい秋田犬の姿を眺めたり、写真に収めたりしていました。生後6か月未満の仔犬のふれあいコーナーでは、仔犬たちがじゃれあう様子に「かわいい」「小さくてふわふわしている」などと声をあげながら、頭や背中を優しくなでて、仔犬とのふれあいを楽しみました。