2015年11月01日
コンテンツ番号9432
山里の晩秋を満喫
(2015年11月1日)
「根子フットパス」が、11月1日(日)に阿仁根子集落で開かれ、市内外から訪れた約40人の参加者が集落の散策や番楽観賞を楽しみました。
根子フットパスは、昨年秋に開催された第29回国民文化祭・あきた2014のアフターイベントとして行われたもの。マタギ発祥の地といわれている根子集落を散策し、国指定無形民俗文化財の根子番楽を観賞します。 根子集落は、朝日新聞社と森林文化協会が主催した、人の営みが育んだすこやかで美しい里を全国から100カ所選んだ「にほんの里100選」に選定されています。四方を山に囲まれたすり鉢状の集落は、源平落人伝説が残る隠れ里の雰囲気を醸しだしています。
参加者は鷹巣駅や角館駅などの最寄駅から、それぞれ内陸線に乗車し笑内駅に集合。笑内駅からは案内人の説明を受けながら散策。全長575mの根子トンネルや集落を一望できる高台、根子山神社などのポイントでは足を止めて案内人の説明に耳を傾けていました。
昼食会場の根子児童館では、集落のお母さんたちが作る豚汁とおにぎり、大根なます、山ブドウ漬けなどを堪能しました。
番楽伝承館で行われた根子番楽公演では、演目前の口上の後、舞台の両脇に控えた笛と太鼓、鉦などの軽快なお囃子に乗って子どもたちによる舞「露払い」から始まり、「翁舞」、「鞍馬」、「三番叟」、「花番楽」、「曽我兄弟」、「鐘巻」の7演目が披露され、参加者は、独特の小気味よいテンポで演じられる舞の数々をじっくりと鑑賞していました。
この後、参加者は思い思いに集落内を散策しながら山里の晩秋を楽しみました。