2017年08月01日
コンテンツ番号9274
人口減少対策をテーマに意見交換
(2017年8月1日)
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う「市長と語ろう!タウンミーティング」が、8月1日(火)に阿仁ふるさと文化センターで行われ、地域住民が市長と意見を交わしました。
「市長と語ろう!タウンミーティング」は、これまで旧町ごと4会場で行われていた「移動行政懇話会」の内容や名称を見直し、市民に市政をより身近に感じてもらえるように、市民と市長が直接対話することを重視した意見交換会。今年度は「人口減少対策~子育て世代・若者をはじめ、みんなが暮らしやすいまちづくりのためには」をテーマに、本市が取り組んでいる事業などについて意見や提言などをいただき、今後のまちづくりに反映させるために行うものです。この日の阿仁地区会場には、自治会長や地域住民など17人が参加しました。
開会にあたり、津谷市長は「平成17年の北秋田市誕生から人口が約7000人減少している。今後の市政運営の指標として、人口減少時代への挑戦という大きなテーマを掲げた。「北秋田市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、産業振興による仕事づくり、移住・定住対策、少子化対策、新たな地域社会の形成を基本目標にして取り組みを進めている。人口減少対策を中心に皆さんと一緒に市の未来を考えていきたい。阿仁地区では、今年度『「秋田内陸線阿仁合駅」観光拠点施設整備事業』として、阿仁合駅舎への観光案内施設の新設や、待合室とレストラン「こぐま亭」スペースを拡大するなどの整備を進めることとしている。阿仁合駅を観光拠点とすることで、国内外の観光客の誘致を促進し、森吉山を中心とした滞留型観光の振興を図り、新たな雇用の創出と地域の活性化に取り組んでいきたい」などとあいさつしました。
このあと、市の各部から、出会い・結婚支援、福祉医療制度、子育て支援、商業・農業の振興、都市環境整備、消防・救急体制の強化、教育留学の推進などの人口減少対策に係る取り組みを説明し、参加者との意見交換が行われました。
なお、タウンミーティングは、8月5日(土)の鷹巣地区まで市内4か所で開かれます。
主な質問・意見とその回答は次のとおりです。
今回のテーマが「人口減少対策~子育て世代・若者をはじめ、みんなが暮らしやすいまちづくりのためには」となっているが、若者の出席が少ない。例えば、結婚新生活支援事業補助金については若者に知られているのか。若者を支援する制度をもっとPRすべきではないか。
結婚新生活支援事業は今年度始めたばかり。各団体と連携を取り、より広めていけるよう取り組みたい。
合川小学校で行われている教育留学を大阿仁小学校でも受け入れられないか。
大阿仁小学校での教育留学は、宿泊施設とスタッフをどうするかがポイント。できないことはないので、今後検討していきたい。
阿仁はクマが本当に多い。有害駆除をするにもハンターも高齢化で減少している。狩猟免許を取得して有害駆除に従事する公務員のハンターを養成できないか。
ハンターを公務員にするのは現状では難しいが、公務員が仕事を続ける中で狩猟免許を取得するのは可能。市には獣医師の免許を持つ職員もいる。同じように専門性を持つ人が働けるよう考えていきたい。
大雨などの災害が起きた時、土日や夜間などは、どこに連絡すればいいのか。
水害などの場合、職員が庁舎に出てきて対応する。しかし、職員が間に合わない時もある。根本的な対応は各部署で行うが、土砂が崩れてきた、急に水が上がり土のうが必要など、緊急の場合は消防署に電話してほしい。ただし、緊急連絡の119番ではなく、各分署、本部の固定電話に連絡してほしい。
配布資料
資料1:人口減少対策
資料2:280MHz防災ラジオ整備事業