2017年02月05日
コンテンツ番号9262
白い巨人が群を成して現る
(2017年2月5日)
森吉山阿仁スキー場の樹氷が大きく成長し、見頃を迎えています。この日も8メートルを超える白い巨人たちを観賞しようと多くの人が訪れ、白銀に輝く樹氷群が創りだす幻想的な光景を楽しみました。
樹氷は、アオモリトドマツの樹木に氷と雪が付いて大きくなったもの。マイナス30度でも凍らない雲粒が、日本海からの強い季節風に乗ってアオモリトドマツに衝突すると、一瞬にして氷になります。これが繰り返され、大きく成長し樹氷になります。樹氷ができるためは、過冷却水滴(氷点下でも凍らない水滴)を空中に浮遊させる強い西風が吹くなど、いくつかの条件があり、これらを満たす場所は世界的にも希少です。日本では、森吉山(北秋田市)、蔵王山(山形市)、八甲田山(青森市)で見ることができ、東北の三大樹氷エリアとして、3市が連携してブランド化を図り、国内旅行やインバウンド(訪日外国人)の拡大を目指しています。
森吉山阿仁スキー場は、ゴンドラ山頂駅から徒歩5分ほどで、巨大な樹氷群を観賞することができます。1周30分ほどの観賞コースも整備されていることから気軽に樹氷観賞を楽しむことができます。また、樹氷観賞期間の3月5日(日)までは、ゴンドラ山頂駅に隣接するビジターセンター「ぷらっと」内の樹氷総合案内所に樹氷案内人がおり、樹氷ができる仕組みや観賞コースを紹介しているほか、スノーシューやかんじき、長靴、ストック等を無料で貸し出しています。
さらに、キャビン付圧雪車を利用して、夜の森吉山と樹氷を楽しむ「夜の樹氷観賞会」が、2月10日(金)から3月5日(日)までの毎週末(金土日)に開催されます。闇夜に浮かび上がる幻想的な樹氷群と満天の星空をお楽しみください。
樹氷鑑賞のゴンドラ運行時間は、午前9時から午後4時(上りの最終:午後3時、下りの最終:午後3時30分)で、乗車料金は往復で大人1800円、小学生800円です。
樹氷観賞コースの動画(阿仁スキー場制作)
【お問い合わせ】 森吉山阿仁スキー場 電話:0186-82-3311