2017年02月07日
コンテンツ番号9260
北秋田市職員のビジネスマナーを考える
北秋田市職員各種業務等勉強研修会が、2月7日(火)に本庁舎で開催され、参加した40人の市職員がビジネスマナーの意義や必要性について理解を深めました。
北秋田市職員各種業務等勉強研修会(通称学びの会)は、業務改善や市民サービスの向上を目的に市職員がアイデアを提案する「北秋田市職員提案制度」において平成25年度の最優秀賞に輝いた取り組みで、市職員が市役所全体の業務について理解を深め、相互理解を図るために実施されており、これまでに「森吉山観光」「認知症サポーター養成講座」「北秋田市総合戦略」「派遣職員の研修内容」などについて学びました。
今年度第2回目の開催となったこの日の研修会では、虻川広見副市長を講師に迎え、「北秋田市職員のビジネスマナーを考える~市民へのおもてなし対応をめざして~」を演題に、市職員に望まれることやビジネスマナーの基本、業務で心得てほしいことなどについて講演が行われました。
虻川副市長は、金融機関勤務などを経て、平成23年3月1日に北秋田市副市長に就任。最初に北秋田市役所に来た際、驚いたこととして「サンダル・スリッパ履きで業務を行っている職員が多い。電話応対で自分の名前を名乗らない、なかなか電話に出ない。業務日誌などの記録をつけていない。机に鍵がかかっていない。こうしたことは、民間企業では考えられなかった」と述べました。
その上で、市職員に望まれることとして「行政サービスの提供者は市の職員であることをまず認識してもらいたい。お客様のために親身になって話を聞く、お客様が要望することに対していくらかでも達成してあげることが必要。今の時代に求められているのは“おもてなしの心”。いかに市役所に来たお客様を満足させてあげられるかが大事。顧客満足度(CS)を上げるためには、職員満足度(ES)が必要。職場の良好な働く環境が整備されると、職員のモチベーションが上がり、そこでお客様と応対するとCSが向上する。CSとESは相乗関係にある」と述べました。
続いて、ビジネスマナーの基本について虻川副市長は「挨拶はマナーの基本。自分から積極的に行うことを心がけるように」と述べ、職場でのお辞儀の仕方を市職員の実演を交えて説明しました。
また、市職員としての身だしなみや、職場のエチケットについても説明し「基本は、他人に対する思いやりが大事。相手の身になって気配りができるかどうかがポイント。ミスをした時には上司に早く報告する。仕事は報告が終わってはじめて終了することを心がけてほしい」などと述べました。
最後に、業務で心得てほしいこととしては、一つ目に「常識で判断せよ。常識で判断して間違わないために自分の常識を普段から磨いておくこと」。二つ目に「バランスを考えなさい。アンバランスは長続きしない。崩れやすいものだ」。三つ目には「部下が仕事をしやすい環境づくり」を挙げ、周りの人が仕事をしやすい環境を自分が作っていくことが大事だと指摘しました。受講した市職員たちは、ビジネスマナーの基本に立ち返りながら、虻川副市長の説明に真剣に聞き入っていました。