2019年07月09日
コンテンツ番号9234
環境を守る大切さを学ぶ
秋田県で行っている海岸に漂着しているゴミの発生抑制の普及啓発の一環として、7月9日(火)に鷹巣小学校(遠藤元博校長)で、環境学習会と模倣ゴミの製作、放流イベントが行われました。
この事業は、GPSを掲載した模倣ゴミを河川に放流し、海岸に漂着するまでの動向を追跡調査し、流下・漂着状況を把握するとともに、海岸に漂着しているゴミの発生抑制について普及啓発するものです。
開会のあいさつとして、秋田県生活環境部温暖化対策課の本田課長が「県で調べた、平成30年度に海岸に流れ着いたゴミは約588トン、その中でもプラスチックゴミは、世界全体の大きな問題となっている。今回のイベントを通じて、身の回りのゴミを減らすことが、海のゴミを減らすことに繋がると気づいてもらいたい。また、この経験を通じて、環境を守ることの大切さと、自分たちで続けていける活動を考えてほしい」などとあいさつをしました。
このあと、環境学習会として、海岸漂着物の実態、発生源やマイクロプラスチック等に関する説明がありました。また、秋田北鷹高校3年生が、実際に自分たちで行ったGPSを搭載したゴミを放流した結果等を発表しました。
学習会の後は、児童たちは24のグループに分かれ、実際にGPSの搭載された模倣ゴミを、説明書を読み協力しながら製作していました。模倣ゴミの中には「ゴミをポイ捨てしません」「ゴミを捨てず、ゴミをなくそう」などの児童のメッセージも入れられました。24個製作した模倣ゴミのうち8個が、児童たちによって米代川へ放流されました。