2020年03月09日
コンテンツ番号9070
新病院・内陸線・大型店舗・教育施設の配置分合などについて、8氏が一般質問
第3回北秋田市議会6月定例会の本会議が6月15日(水)、昨日に引き続き、北秋田市交流センターで開かれ、8議員が一般質問を行いました。
この日の質問では新病院を地域支援病院とする方向性や教育施設の配置分合、内陸線の経営改善、少子化問題、大型店舗など、多岐にわたりました。その中で岸部市長は、新病院は開設当初から地域支援病院としたい意向、内陸線の存続策、大型店舗は商店との共存共栄をはかり進めるなどの考えを示しました。
また、三澤教育長は、教育施設の配置分合の質問に対し、子どもたちによい環境を提供するためには、市内の小学校は8〜9校が適正であると示し、今年度中に素案をつくりたいと答えました。
各議員の質問と、市長の答弁の要旨は次のとおりです。(<>は教育長、部長)
質問者 |
質問事項 |
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福岡由巳氏(旧合川町) |
1.病院問題について |
1.病院問題について あくまで地域支援病院にこだわるのか 【答弁】 2時間待って3分診療ということはやめたい。病院機能を発揮できるような地域医療支援病院にすれば経営的にも楽。高度医療機械の回転数があがり、医師数も一般病院より12人少なくてすむ。。 |
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1.病院問題について 厚生連との具体的協議について、どこまで進展しているか。特に職員の身分について、合併協資料どおり派遣と考えて良いか 【答弁】 総務省では、公務員の派遣が特例として認められた事例があるので、大丈夫とのこと |
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2.小阿仁川の治水について |
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2.小阿仁川の治水について |
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3.教育問題について |
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山内清種氏(旧鷹巣町) |
1.市長の政治姿勢 市政運営の基本姿勢について 【答弁】 今年度は特別の年度、旧町でのものを活かしたい。合併によりサービスは低下させない。むしろ良いサービスは今まで以上に増やしている。そして、負担金は増やさない。 |
1.市長の政治姿勢 任期中にこれだけはやりたいという施策は 【答弁】 まちづくり計画を基本としてやっていきたい。地域医療体制強化プロジェクト、雇用の拡大、観光戦略の推進、交通基盤整備、教育・福祉など事業展開していきたい。 |
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1.市長の政治姿勢 合併によって地域振興が強く求められる。市民参加型予算編成(固定資産税額の一定割額を地域振興費に 【答弁】 実態を勉強しながら地域振興に取り組む。来年度以降に是非考えたい。 |
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1.市長の政治姿勢 県の植樹祭は成功裏に終わった。空港周辺に全国植樹祭を誘致できないだろうか 【答弁】 平成20年に開催される第59回全国植樹祭は今年8月に秋田県での開催が正式決定される。開催条件として開催場所から1時間以内に2000人が宿泊可能なこと。開催場所は駐車場を含めると10ha必要なこと。このことから空港周辺も含めて北欧の杜がいいと思っている。是非、皆さんの了解を得ながら進めたい。大賛成。 |
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2.生活できる農業支援 |
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3.教育施設の充実について |
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3.教育施設の充実について |
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加藤寿氏(旧合川町) |
1.人口減少と雇用創出について 近年の」人口動態と雇用状況及び今後の動向について 人口減、雇用減に対する現在の取り組み状況について 今後の具体的対応策について、まちづくり計画、過疎計画等に数値目標、作業手段等を示したものをつくってほしい。 【答弁】 平成17年3月31日現在、総人口40,789人前年比565人の減少となっている。雇用の面で大型店舗は非常に即効性がある。19年には、早ければ今のところ二つの大型店舗ができる。地元資材、地元生産品、地元雇用等条件提示している。各種計画に、今度は数値目標等を入れたい。 |
2.新総合病院について 病院とその周辺、北欧の杜近辺の景観、環境対策について 人の集積、交流により発生が予測される経済活動について、立地条件に恵まれた北欧の杜近辺にアウトレットショッピングビレッジをつくり、アウトドア商品を主体にし、山林の中に平屋建てのショップをつくる有益だと考えている。アウトドア用品の商品見本市を開催すれば、野外活動メッカとしてPRできる。 【答弁】 緑の中にすばらしい病院ができる。自然の景観をいかしたものにしたい。あそこに行けば非常に気持ちがいいといわれるものを関係機関と協議を進めつくりたい。は可能性がありそうだ。 |
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3.内陸線の経営改善について 近年の経営状況と今後の見通しについて今後の経営改善の具体的プランについて、新幹線へのアクセス改善を求めたい。観光を考えるなら、訪れる可能性のある人にプレゼンが必要。北欧の杜までキックバックでもかまわないので駅の新設を考えてほしい。 【答弁】 内陸線では、平成14〜16年度をがんばる3年間とし、経営の向上に努めた。年々経常損失額は減少している。内陸線を存続させたい。10月までに対策をつくる。17年度の経営改善計画として回数券に代わり、乗車券、企画切符、貸切列車、こぐま亭等でも利用できる商品券を発行する。自転車の積み込みができるショッピング・サイクルトレインの、運行。車窓からホタルが見られるよう沿線の風物詩とした環境整備等を進める。 |
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金田司氏(旧合川町) |
1.市民病院建設について 北秋田市民病院建設審議会を設置すること 【答弁】 委託した基本構想、基本計画が出来上がってから、各方面のご意見を聞きたい。 |
2.財政健全化と行政改革について |
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2.財政健全化と行政改革について |
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2.財政健全化と行政改革について 本庁と支所の事務分担と管理体制 【答弁】 本庁、支所間においてバランスの取れた、均一な住民サービスが提供できるよう総合支所方式を採用した。機構と職員配置が適正であるか調査している。7月中に人事異動をし、いい方向に向かっていきたい。 |
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2.財政健全化と行政改革について 社会福祉費の委託料について 【答弁】 社会福祉費の総額予算3,408,417千円中、委託料に占める額は540,095千円となっており、内容は浄化槽が自動ドア、エレベータなどの保守点検委託から公設の施設運営委託等、多岐にわたっている。特に公共施設の管理運営については、来年9月までに指定管理者を選定するか直営にするか判断しなければならず、民間活力の積極的な導入を検討していく。 |
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3.大館能代空港の名称変更について、全国、国際的にすぐわかる名称でなければならない。名称がなじめないという方が多い。名称変更により北秋田市をアピールすることができる、是非実現してほしい。 【答弁】 正式決定した名称については、空港整備法施行令に明記され、その変更には、相当に合理性のある理由付けが必要なことから、極めて困難とされている。もう少し時間をかけて対処したい。 |
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和田勇治氏(旧合川町) |
1.人口減少に歯止めを掛けるため北秋田市として少子化問題にどう取り組むか 北秋田市における少子化の地域特性をどう理解しているか 少子化における「結婚のハードル」「出産のハードル」をどう克服するか
持論は、経済支援政策は社会全体で扱うべきだと思っている。介護保険などのように保険制度を設ければ公平性があるのでは。人を集めなければならない、雇用の場を確保することがなにより。 |
1.人口減少に歯止めを掛けるため北秋田市として少子化問題にどう取り組むか 子どもを健全に育てるための施策
4.妊娠、出産、養育費用の軽減について、本県の場合妊娠の健康診査に対する公的補助の拡大が全国に先駆けて実施されているといわれているが、予算に計上されている出産育児手当をはじめ諸手当の現状は |
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2.合併の基本理念であったサービスは高い方に、負担は低い方にという行政課題の現実と支所機能の強化について婦人ガン検診が2年に1回となった。国の制度改革に起因するものだが、現状は 【答弁】 福祉サービスは「4町いずれかの町で行われていたサービスは後退させることなく市の事業として行う」という合併協議に基づいて予算編成している。検診は国の方策により実施しているが、希望者が多ければ考えたい。支所機能は支所長を配し、多くの権限を持たせている。日常、本庁でなければできないということを極力やめ、サービスを低下させない。 |
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3.公職選挙法による選挙区の特例について |
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佐藤文信氏(旧鷹巣町) |
1.高齢者安心条例について [6月16日、市長より「高齢者安心条例を廃止する条例案」が追加提案] |
2.個人情報保護条例について |
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2.個人情報保護条例について ロ.セキュリティポリシーの推進について ハ.条例(保護法)研修会を開催し、全職員が個人情報保護を理解しなければならない 【答弁】 電算処理の適正化を期しているが、全国では情報漏洩が電算端末操作に起因して起こる事例がある、職員に操作上の注意を喚起している。研修会等を開催し、個人情報の適正取扱いの徹底を図る。 |
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花田隆一氏(旧鷹巣町) |
1.大型店問題について 既存の商店と共存共栄を考えれば大型店は1店程度が望ましいと思うが3店も必要か 現在の進捗状況はどうなっているか 市独自の計画が必要でないか 【答弁】 3店だから調整が必要だとは考えていない。地権者を大事にしながら進めたい。市民の意に沿った仕事をするのが本意。ジョイス、イオンについては19年中に開店できるものと考えている。いとくもそれに続くだろう。 |
1.大型店問題について |
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2.憲法第9条について 「9条の会」の呼びかけに、鷹巣町長時賛同しているが、今もその姿勢に変化はないか 上記について、市民への何らかのアピールが必要と思うが 平和憲法を守ることは地域市民を守ることに繋がると思うが 【答弁】 個人的には平和主義者、世界平和、戦争放棄も大賛成。ただ、市民にもいろいろな考え方があると思う。市の憲章としていれるのは、どうかと思っている。 |
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松田光朗氏(旧森吉町) |
1.住民の行政参加について 住民の自発的参加について市政誕生となったことから「グループ」単位での行政参加も必要ではないか。例えば、公園の清掃などもボランティアに委ねてはどうか。市民の心が一つになれるよう、早く我々の市と実感できる施策をお願いしたい 【答弁】 願ってもないこと、ありがたいことだと思っている。地区によっていろいろな特技があり、お互いの交流等で活性化する。何かきっかけをつくりたい。 |
2.市役所の窓口業務について 共稼ぎ等で平日の時間内に行きたくても行けないという声を聞く。住民サービス第1の考えで市役所の窓口を7時までとし、時間外窓口を開設するべきだ 【答弁】 県では予約制をとったりしている。利用者がどの程度になるか把握できないが、考えていきたい。民間並みにやっていきたい。 |
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3.諸会議の開催について 会議等が旧鷹巣町に集中しているので、旧3町は閑古鳥が鳴いている。旧単位での開催を検討できないか。旧町に振り分け、実施し、活性化につなげてもらいたい。 【答弁】 おっしゃるとおり、まずは、部長を含めた支所長会議を支所を回りながら開催したい。。 |