2018年07月19日
コンテンツ番号3382
平成32年の世界文化遺産登録を目指す
(2018年7月19日)
国の文化審議会は7月19日(木)に、世界文化遺産の新たな候補に本市の伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」を選びました。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、秋田県と北海道、青森県、岩手県の4道県の資産で構成され、平成21年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の暫定リストに記載されましたが、国内推薦は5度見送られ、今回が6回目の挑戦で推薦されました。関係自治体は、平成32年の世界文化遺産登録を目指しており、政府は来年2月1日までにユネスコに推薦書を提出するかどうか検討を進めます。
しかし、ユネスコは世界遺産の推薦枠を平成32年の登録審査から文化遺産、自然遺産合わせて1国1件に制限するとしており、同じ平成32年の登録を目指す自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」と競合する見込みです。
縄文遺跡群は、4つのストーンサークルを主体とする本市の「伊勢堂岱遺跡」や大規模集落跡の「三内丸山遺跡(青森県)」など17遺跡で構成され、狩猟や採集などを基盤とした先史時代の文化を知る遺跡群として世界的な価値があると訴えていました。
この日、国内推薦が決まったあと、市民ふれあいプラザでは市民に向けた報告会が行われ、伊勢堂岱遺跡ワーキングループの佐藤善壽代表と虻川副市長により、垂れ幕が掲げられ、世界文化遺産推薦決定を祝いました。
報告会の中で虻川副市長が「本日の午前中に開かれた国の文化審議会において、北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群が、世界文化遺産の候補に推薦されました。この推薦の決定は、伊勢堂岱遺跡ワーキンググループを始め、ジュニアボランティアガイドの方など、たくさんの市民の皆さんが熱意を持って一生懸命応援した結果である。一刻も早い世界遺産登録を目指し、関係自治体と連携を密にしながら進めていきたい。今後とも皆さんのご協力をお願いしたい」などと喜びを語りました。
この後、伊勢堂岱縄文館の中嶋俊彦館長の音頭で、お祝いに集まった市民や関係者らと万歳三唱をして喜び合いました。