2018年07月27日
コンテンツ番号3372
市職員の不祥事についてお詫びと説明
(2018年7月27日)
臨時記者会見が7月27日に市役所で開かれ、このほど判明した市職員の不祥事について、てん末と今後の対応について説明しました。
会見には、津谷市長が公務による上京中で不在のため、虻川副市長、石川総務部長、齊藤健康福祉部長が出席。冒頭で虻川副市長が「市職員による市立診療所における一部負担金収入の現金抜き取り事件に関してご報告を申し上げます」と述べて、事件の概要や発覚の経緯などを説明しました。
事件の概要は、平成28年3月28日から平成29年3月23日までの間に、市立米内沢診療所の窓口において患者様から納入された保険診療にかかる一部負担金(自己負担)の一部が市会計に入金されることなく、当時の事務担当職員によって抜き取られていたものです。
当該職員は、現在、財務部に所属する男性、主幹級職員、50歳(当時、米内沢診療所 副主幹)です。抜き取られていた金額は、313万1,400円であることが内部調査により判明しています。
今回の事件発覚の経緯は、平成29年度の決算審査にかかる資料精査の過程において29年度決算と28年度以前の決算状況について比較したところ、平成29年度と28年度の収入の比較において、患者数は減少しているものの一部負担金収入は増額となる不自然な状況が見受けられたことから、さらに毎月の収入状況についての分析作業を行ったところ、診療所の医療システムによる一部負担金収入の額と診療所会計に実際に納入された一部負担金収入の額との間に差異が見つかったものです。
こうしたことから、7月24日に当該職員に対して窓口収入金額と会計納入金額の差についての経緯を問いただしたところ、抜き取りの事実を認めたことから、昨日、北秋田市職員の分限及び懲戒処分に関する審査委員会を開き「北秋田市職員の懲戒処分に関する指針」に基づき、懲戒免職処分としたところです。
今後の再発防止対策として、金融機関へ納入する直前に改めて医事システム、日計表、納付書と現金の突合せを毎日、複数の職員で行うことを徹底することとし、これとは別に市全体としては、職員へのコンプライアンスの徹底、現金取り扱い部門の抜き打ち監査、チェック機能の強化対策等を検討するための再発防止策検討委員会を設置し取り組むこととしています。
虻川副市長は「この度は、市行政に対する市民の皆様の信頼を著しく損なうこととなりました。また多大なるご迷惑をおかけしましたことを、心からお詫びを申し上げます。今後は、市行政の信頼回復に向け職員一丸となって取り組んでまいります。たいへん申しわけございませんでした」とお詫びの言葉を述べるとともに、市民の信頼回復に努めることを誓いました。