2018年06月03日
コンテンツ番号3367
イベントを通じて地域を元気に
(2018年6月3日)
第34回ふるさと踊りと餅っこまつり(和田テヱ子実行委員長)が、6月3日(日)に鷹ノ巣駅前・銀座通りを会場に行われ、盛りだくさんの催し物に大勢の人が訪れてにぎわいました。
このイベントは、昭和59年、鷹巣町婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)が、米の消費拡大と地域の活性化をねらいに同年10月に鷹巣町婦人会総会フェスティバルとして実施した「通り踊り」や米代児童公園での餅の販売がはじまり。翌60年から町商工会やJA、各地区婦人会などの協力で現在の名称で続いてきたものです。
夏を思わせるような天候に恵まれたこの日、駅前通り、銀座通りが歩行者天国となり、餅の販売やフリーマーケットが出店されたほか、ふれあいプラザコムコム前には特設ステージが設けられ、出演者が踊りや演奏を披露しました。
餅の販売会場では、お焼きやごま餅、大福などのほか、北秋田市特産のバター餅も並び、開店と同時にお店の前には餅を求めるお客さんでにぎわいました。
一方、特設ステージでは、鷹巣小学校金管バンド部の演奏を皮切りに、綴子上町大太鼓保存会の獅子踊り、ケ アロハ フラオハナ タカノスのフラダンス、たかのすふるさと太鼓の演奏と踊り、Solid Colorsの演奏や市外からも大館市の鳳翔華がよさこいを披露したほか、今年で2回目となる「ミス餅っこ」に選ばれた6人の認定授与式といった多彩なイベントが繰り広げられました。
また、恒例のイベントとなった「餅の引き伸ばし大会」では、5升の餅を臼と杵でついたあと、参加者が東西に分かれてそれぞれ2.5升の餅を伸ばし、その長さを競いました。今年の引き伸ばしは、東チームが56メートル、西チームが46メートルで、東軍が勝利。伸ばした餅は、参加者をはじめ来場者にも、おしるこにして振る舞われました。
ふるさと踊りの前に行われた開会セレモニーで、和田実行委員長は「このイベントは、地域産の消費拡大と販路拡大を図りながら地域の交流の輪を広げ、まちの活性化につなげることを目的に行っており、今年で34回目を迎えることができた。パレードでは鷹巣小の児童や6人のミス餅っこにもパレードに参加してもらい、世界一の大太鼓を先頭に太鼓や踊りを披露する。今日は皆さんで一緒に楽しんでいただき、この元気を明日からの活力につなげてもらいたい」などとあいさつ。
つづいて、来賓を代表して津谷市長は「今年も大勢観客の皆さんにお越しいただき感謝している。ふるさと踊りと餅っこまつりでこの商店街を含め、北秋田市の活性化に繋げ、イベント後にもたくさんの人に足を運んでもらいたい。これから行う大勢の参加者で盛り上げる、ふるさと踊りを楽しんでほしい。最後まで盛り上がりましょう。」などとあいさつを述べました。
セレモニーの後に始まったふるさと踊りは、横断幕を先頭に、綴子上町の大太鼓が豪快な音とともに行列を先導しそれに続いて、子ども太鼓、たかのすふるさと太鼓や各地区婦人会、鷹巣小学児童、市内の企業などから参加した約600人の踊り手で通りを埋め尽くしました。
たかのすふるさと太鼓の演奏や浴衣姿のしなやかで美しい踊りに、沿道の観衆からは大きな拍手が送られ、フィナーレでは踊り手が特設ステージ前に集まり、太鼓に合わせて踊りながらイベントの成功を喜び合い、最後は北秋田市民歌を踊り手と観客が一緒になって大合唱し、イベントを締めくくりました。