2018年06月21日
コンテンツ番号3358
地域の魅力発信拠点としてリニューアル
(2018年6月21日)
「音楽と笑顔の駅」米内沢駅魅力アップお披露目会(NPO法人ハッピーデリバリー主催)が、6月21日(木)に秋田内陸線・米内沢駅で行われ、地域活性化を目的とし、観光拠点となるようにリニューアルされた駅舎内の完成を、地域住民や米内沢小学校児童、関係者らと祝いました。
主催者のNPO法人ハッピーデリバリー(佐藤信子理事長)は、平成27年度から市と委託契約し、地域住民の居場所づくりを目的に、駅の管理を行っています。今年4月からは地区のにぎわいづくりを目的に、秋田内陸線縦貫鉄道株式会社(吉田裕幸社長)と共同で駅の魅力向上事業を開始しました。
今回は、市民提案型まちづくり事業を活用し、地元出身の作曲家・成田為三氏の功績を紹介した「浜辺の歌音楽館」のPRコーナーや米内沢駅周辺の縄文時代の白坂遺跡から出土された『笑う岩偶』のレプリカを駅舎内に設置するなど、観光拠点の強化と地域の魅力発信に力を入れています。
お披露目会では始めに、佐藤理事長が「市の提案型まちづくり事業を活用し、秋田内陸線縦貫鉄道の『幸せ鉄道旅』の企画の一環として、浜辺の歌音楽館PRコーナーや誰でも自由に演奏できる電子ピアノ、米内沢小学校児童による笑う岩偶絵描き歌の動画が試聴できるコーナーを設置した。そして、この地域から出土した『笑う岩偶』を米内沢駅の観光駅長に任命し、駅の利用客に幸せを届ける役割を担ってもらう。この他にも米内沢地区の活性化を目的とした米内沢まち歩きマップを作成し、スタンプラリーを実施するとともに、無料貸し出し自転車を駅に設置。皆さんに駅を拠点としたまちめぐりを楽しんでもらいたい。地域の皆さんにご協力いただきながら、多くの方に内陸線を利用してもらえたらうれしい」などとリニューアル後の駅について説明するとともに、今後の地域発展を願いました。
次に来賓を代表して津谷市長が「米内沢駅のリニューアルをきっかけに、内陸線沿線に存在するさまざまな宝ものとなる文化や歴史、見どころをたくさんの方に知ってもらいたい。北秋田市に多くの人が訪れ、地域活性化の拠点になるように、一緒に内陸線の沿線を盛り上げていきましょう」まどとあいさつしました。
このあと、駅舎内で米内沢小学校6年生の佐藤凪さん、石川若奈さんと佐藤理事長、津谷市長、吉田社長の4人が、新たに設置された「笑う岩偶」のレプリカの除幕を行い、続いて吉田社長が、笑う岩偶の代わりに佐藤理事長に観光駅長の委嘱状を手渡しました。
最後に、米内沢小学校児童80人が駅舎前で浜辺の歌を合唱し、駅舎のリニューアルを祝いました。
リニューアルされた米内沢駅には、「音楽と笑顔の駅米内沢駅」の看板が設置されたほか、駅舎内ではどら焼き、ハンカチ、マスコットなどの笑う岩偶商品が販売されます。
また、米内沢まちあるきマップに掲載されている米内沢駅を含む地域に設置されたスタンプを集め、米内沢駅窓口で提示すると、スタンプの数に応じた「まち歩き証」をもらうことができます。