2018年06月30日
コンテンツ番号3351
成田為三を顕彰する音楽館が30周年を迎える
(2018年6月30日)
北秋田市出身の作曲家・成田為三の音楽と生涯を紹介する浜辺の歌音楽館の開館30周年記念式典が、6月30日(土)に同音楽館で行われ、地元の関係者や合唱団のほか浜辺の歌にゆかりのある神奈川県藤沢市の関係者など約140人が参加し、節目の年を祝いました。
浜辺の歌音楽館は、成田為三を顕彰する施設として昭和63年8月に開館しました。洋館風の建物からは、成田為三が過ごした大正時代の文化を感じることができるほか、貴重な楽譜などが数多く保存された日本で最初の音楽博物館です。
式典では、はじめに津谷市長が「浜辺の歌音楽館の開館30周年の大きな節目を契機に、この施設がより一層皆さまから愛される音楽館となるよう努める。浜辺の歌で繋がった縁を大切にしながら、文化面のみならず、様々な面において藤沢市との交流の輪が広がっていくことを願う」などとあいさつ。
つづいて、北秋田市議会の黒澤芳彦議長と、浜辺の歌を電車の発車メロディーに採用しているJR辻堂駅のある神奈川県藤沢市の鈴木恒夫市長が祝辞を述べました。
このあと、辻堂駅開設100周年事業実行委員会より、浜辺の歌を介した両市の交流の証と今後の交流の発展を記念して寄贈された大型置時計の除幕式が行われ、辻堂駅開設100周年事業実行委員会の永井洋一本部長が「辻堂駅開設100周年を迎えるにあたり、浜辺の歌を発車メロディーにしようと2万5000人の署名を集め、採用が実現した。この大型置時計が両市の発展、市民同士の交流に役立てればと思う」などと寄贈者を代表してあいさつを述べました。
最後に、同音楽館2階の展示ホールにて、開館30周年記念合唱が行われ、約70人の市民で構成された合唱団が成田為三作曲の「浜辺の歌」「かなりや」「秋田県民歌」の3曲を声高らかに歌い上げ、故郷にメロディーを響かせました。
浜辺の歌音楽館の入館料が無料になります!
開館30周年を記念し、より多くの方々に来館していただけるよう、下記の期間は入館料を無料とします。この機会に音楽館へお越しいただき、為三先生の作品をお楽しみください。
無料期間7月1日から平成31年3月31日まで