2018年05月15日
コンテンツ番号3341
植林で森林への理解を深める
(2018年5月15日)
鷹巣南小学校(佐藤周子校長)の「春の育林教室」が、5月15日(火)に同校敷地内で行われ、3年生から6年生の児童49人が秋田杉の苗を植樹し、森林の役割などについて学びました。
鷹巣南小学校の育林教室は、統合された竜森小学校の活動から引き継がれたもので、60年以上続けられています。学校林の育林活動を通して、秋田杉を育てるための手入れの仕方や森林資源を守り育てる意義を学ぶために行われています。例年は与助岱の学習林で実施していますが、今年は秋田県内でクマの出没が相次いでいることから、児童の安全を考慮し、学校敷地内で植樹が行われました。
開会式で佐藤校長は「鷹巣南小はあと3年で統合し、この場所に学校はなくなるが、皆さんが植える杉はずっと残る。杉の木が大きく育つように願いながら植えましょう」などとあいさつ。続いて、地域ボランティアから植え方の説明を受けました。
児童たちは、育林学習にはじめて参加する3年生をベテランの5、6年生が手伝いながら、事前に掘られた20センチほどの穴に、スコップなどを使い50センチほどの杉の苗50本を植えて「大きくなってね」と声をかけていました。その後、植樹した苗木の大きさを測ったり、スケッチをしてじっくり観察し、育林について理解を深めていました。