2018年05月21日
コンテンツ番号3338
祇園太鼓継承の由来を知る
(2018年5月21日)
北秋田市祇園太鼓連絡協議会の元会長今立明さん(70歳・前野)が、5月21日(月)に旧鷹巣町に小倉祇園太鼓を広めるきっかけの一人となった小倉祇園太鼓保存振興会辰巳会(福岡県北九州市)会長の藤江龍夫さんゆかりの品を、大太鼓の館に寄贈し、展示が開始されました。
小倉祇園太鼓は約400年近い歴史があり、国選択無形民俗文化財に指定されています。2人の打ち手が太鼓の前後両面から打つ「両面打ち」が特徴で、毎年7月に北九州市で競演大会が盛大に行われています。
旧鷹巣町に祇園太鼓の奏者が招かれ、演奏の指導や普及をしたことで交流が生まれました。その中でも「和太鼓ブーム」の立役者とされる藤江さんは、今立さんと1989年から親交があり、この度、藤江さんから送られた辰巳会のジャンパー、小倉祇園太鼓のミニチュア(胴長22センチ、直径20センチ)、はがき、手ぬぐい、書籍など約5点のゆかりの品を寄贈し、展示することに決めました。
この日の展示にあたり今立さんは「なぜ北秋田市に祇園太鼓が継承されているのかをあらためて伝えたい。太鼓に興味を持ってもらい、大太鼓の館に足を運んでほしい」などと話しました。
現在、寄贈された品は大太鼓の館の「世界の太鼓コーナー」に展示されており、今後、展示を充実させる予定です。