2018年05月25日
コンテンツ番号3334
事業計画や生活交通確保維持改善計画などを承認
(2018年5月25日)
第1回北秋田市地域公共交通活性化協議会(5月25日、市役所本庁舎)
平成30年度の第1回北秋田市地域公共交通活性化協議会が、5月25日(金)に市役所本庁舎で行われ、今年度の事業計画や予算などについて協議しました。
地域公共交通活性化協議会は、地域公共交通の活性化および再生に関する法律に基づき設置されており、少子高齢化や人口減少といった現状を踏まえて、時代に即した交通システムのあり方等を協議するものです。会長は市長が務めます。
この日の協議会では、はじめに津谷市長が「昨年度は、バスマップの作成のほか、市街地循環バス実証運行、バス&ウオーク等の施策を実施してきた。今年度も地域公共交通網形成計画に従い、事業を着実に進めながら広大な行政面積を持つ当市の公共交通網の維持に取り組みたい。皆さんからご意見を伺いながら、公共交通の活性化が図られるよう期待する」などとあいさつしました。
このあと、平成29年度の決算、平成30年度の事業計画と予算、生活交通確保維持改善計画(地域内フィダー系統確保維持計画)が提案され、すべて原案のとおり承認されました。
このうち、平成30年度の事業計画では「既存交通サービス資源の活用対する調査検討」、「市民病院等待ち合い環境改善に向けた協議、調整、改善方針の検討」、「運転免許証返納者対策の検討および実証」の利用促進事業が提案され、委員からは「市民病院へのバスは内陸線との接続が不便」、「待ち合い環境の改善については、冬期間を迎える前に整備してほしい」などの意見が出されました。事務局からは「市民病院や関係機関との協議に取り組み、検討を重ねたい」などと答えました。
最後に、昨年度の事業で作製した「きたあきたバスマップ+アルファ」の説明が行われました。バスマップは、北秋田市の地図に系統毎のバス路線、内陸線、JRの運行経路が分かりやすく記載されているほか、各交通網の時刻表、市民病院への行き方なども盛り込んだものとなっており、6月に全戸配布する予定です。
【地域公共交通網形成計画】…国の法律改正に対応し、まちづくりと連携した公共交通の基本的な方針と施策体系を示す、地域公共交通のマスタープラン。将来的な公共交通ネットワークのあり方、公共交通に関連する各主体の役割の明確化、実施する施策・事業等を定め、計画期間中における将来像の実現を目指すものである。計画期間は平成29年度から平成34年度までの6年間。