2018年05月27日
コンテンツ番号3332
ふるさと阿仁を懐かしむ
(2018年5月27日)
東京圏あに会(武田国雄会長)の総会・懇親会が、5月27日(日)に東京都台東区のオーラムで行われ、会員や来賓、阿仁地区からの参加者など190人が集まり、ふるさと阿仁を懐かしむ話やお互いの近況報告などで大いに盛り上がりました。
今年で32回目の開催となったこの日の総会では、はじめに武田会長が「毎年100人以上の会員が参加してくれており、会員とスタッフが心を一つにして活動しているのは喜ばしいと思っている。ここ数年は、近隣のふるさと会12グループと交流を図り、忌憚のない意見交換を行っている。今後も貴重な提言に耳を傾け、急激な過疎化が進む北秋田市、特に阿仁地区が移住定住先として若者や多くのふるさと志向の方に関心がもたれるように、地域の特色を活かした魅力ある活動を続けていきたいと考えている。このあに会は年に1回の出会いの場、癒しの場である。思い出深い一日となることを祈念する」などとあいさつ。
続いて、来賓を代表し津谷市長が「昨年度は、大館能代空港に直結する高速道路のインターチェンジの開通、秋田内陸縦貫鉄道の阿仁合駅舎の改築、打当温泉マタギの湯へのどぶろく工房の新設といった大きな事業が終了し、当市の魅力を一層高めることができた。今年は内陸線開業から30周年という大きな節目を迎える年であり、ぜひとも皆様には当市へお越しいただき、新しく生まれ変わった駅舎をご覧になってもらいたい。先般、2045年の当市の人口が1万5千人程になると推計されたことを受け、「人口減少時代への挑戦」を更に強く推し進めなければならないという覚悟を新たにした。4月からは「移住定住支援室」という部署を新設し、移住定住施策の強化に一層力を注いでいくこととしている。また、北秋田市ふるさと大使として、大相撲の豪風関、サンリオキャラクターのハローキティに就任してもらっている。サンリオキャラクターとの共同の取り組みは、東北の自治体としてはじめてのことであり、今後は小学校のスクールバスや森吉山のゴンドラ、公園の遊具等にもハローキティを活用しながら、子どもたちが地元を誇りに思えるような、遊び心と夢をもった取り組みも新たに進めたい。大館能代空港ICが開通し、陸路・空路・鉄路と揃った当市の恵まれた交通インフラが一層活用しやすくなり、他の地域にはない強みが増すこととなったことで、今まで以上に首都圏と県北地域を結ぶ大きな役割を担うことが可能となった。この大きなチャンスを、さまざまな市の施策へと十分に活用しながら地域の発展へと繋げていく」などと北秋田市や阿仁地域の近況を踏まえた市政方針の報告を行いました。
このあと議事に入り、昨年度の収支決算の報告や今年度の予算が提案され、満場一致で承認されたほか、役員改選では武田会長が再任されました。
総会終了後の懇親会では、阿仁合コミューンの長谷川拓郎さんが「阿仁合鯉のぼりプロジェクト」「阿仁合の学校」「WA ROCK ANI」などの自らの活動を紹介したり、秋田内陸縦貫鉄道株式会社の吉田裕幸代表取締役社長が秋田内陸線オーナー制度について説明したほか、さまざまなステージが披露され、阿仁地域から持ち込まれた山菜や馬肉の煮つけなどふるさとの味を堪能しながら、互いの再会を喜び合い、ふるさと談議に花を咲かせました。最後に全員で「ふるさと」を合唱してふるさと阿仁に思いを馳せ、来年の再会を誓い合いました。