2018年05月29日
コンテンツ番号3329
行政課題解決に向け連携して取り組む
(2018年5月29日)
秋田県北秋田地域振興局と北秋田市との意見交換会が5月29日(火)に市役所本庁舎で開かれ、様々な行政課題の解決に向けて連携して取り組んでいくことを確認しました。
意見交換会には、北秋田地域振興局から渡辺雅人局長ほか総務企画部、鷹巣阿仁福祉環境部、農林部、建設部、北教育事務所長など各部・機関の部長および所長、北秋田市からは、津谷市長ほか各部長ら合わせて約30人が参加しました。
はじめに津谷市長が「今年は、本市の最上位計画である第2次市総合計画の重点プロジェクトとしている『まち・ひと・しごと創生総合戦略』が終盤を迎える。この戦略の肝となるのは、人口減少対策。4月から総合政策課内に『移住定住支援室』を設け、移住定住の促進や結婚支援などにより一層の力を注いでいる。このほか、産業部を本庁舎付近に移転したほか、新たにクリーンリサイクルセンターも稼働した。本日は、重点事業について各部署から説明をし、情報提供やご指導をもらいながら、市の発展のためにご支援とご協力をお願いする」などとあいさつしました。
意見交換会では、はじめに北秋田地域振興局から「若者の定住促進と安全・安心な地域づくり」「地域資源をフル活用した交流人口の拡大」「農林業の成長産業化による儲かる産地づくり」を柱とした重点推進事項を紹介。このうち、農林業の振興については、複合経営をリードする大規模園芸団地の整備促進、新産地を目指す特産品目の振興、大館北秋田地域の林業成長産業化を加速することなどについて説明しました。
市からは、ハローキティを活用したプロモーション事業、し尿処理施設建設工事、新たな森林管理システムに向けた取組、道路・橋梁等の老朽化対策などの重点推進事項を説明しました。
続いて、市から北秋田地域振興局へ、不法投棄の未然防止、ごみの減量・リサイクルの推進、市自殺対策計画の策定、園芸メガ団地の経営指導、基盤整備地区の法人化支援、林業成長産業化地域創出モデル事業への取組について連携事項を確認したほか、小阿仁川堤防改修工事の早期完成、鷹巣西道路と国道105号幸屋渡バイパスの早期完成、県道河辺阿仁線の延伸について要望しました。
このうち、小阿仁川堤防改修工事の早期完成について、北秋田地域振興局からは「応急的に河川改修をすることは可能だが、抜本的に河道を確保することは困難な状況。今回の災害を説明し、予算獲得に向けて取り組んでいきたい」などと回答しました。
最後に北秋田地域振興局の渡辺雅人局長が「意見交換の中で、北秋田市と振興局の向いている方向が同じことが多いので、可能な事業については、提携して取り組んでいくことが重要である。本日の意見をもとに、効率的かつ実効性のある施策・事業をこれまで以上に連携して取り組んでいきたい」などとあいさつしました。