2018年04月01日
コンテンツ番号3325
有事に備え各団の連携を確認
(2018年4月1日)
北秋田市消防団(藤田久悦消防団長)による一斉放水訓練が4月1日(日)、鷹巣、合川、森吉、阿仁の各地区で行われ、団員たちが連携を確認しながら訓練に励み、無火災を誓い合いました。
この訓練は、春季の火災多発期を迎え、消防ポンプ等の機械器具の点検や知識と技術の向上を図る目的で実施されているもので、全国的に展開されている春の火災予防運動に合わせて行われています。
訓練場所となったのは、鷹巣地区が鷹巣中央公園、合川地区が上杉農村運動公園、森吉地区が米内沢橋下流右岸、阿仁地区が阿仁湯口内地区阿仁川左岸の4カ所。
このうち鷹巣中央公園で行われた一斉放水訓練では、第1分団から第5分団の5分団と第13分団の女性消防団が参加。早朝の肌寒いなか、団員たちは消防機器の正確な操作ときびきびとした動作で、ポンプ車や小型動力ポンプを設置し、午前7時30分に放水開始のサイレンの合図とともに、公園の池に向かって一斉に放水しました。また、今年9月に本市で開催される秋田県総合防災訓練を見据えて、火災防ぎょ訓練も行われ、鷹巣・合川・森吉・阿仁の各地区と上小阿仁村の消防団が連携して、揚水から各団の車両やポンプ、ホースで約100メートル中継し、池に勢いよく放水しました。
閉会式では、統監の津谷市長が「指揮官からの命令系統のもと、団員が迅速かつ安全にていねいな作業をしていた。日頃から消防人として、しっかりとした心構えのもと、訓練に励んでいると心強く感じた。団員の皆さんには、今後も啓発活動や各訓練に協力してもらいながら、無火災で安心安全な地域を目指したい」などとあいさつしました。
続いて、藤田団長が「消防団は、火災の発生を未然に防ぐことも重要な任務。今後の啓発活動では、各戸の火の元を点検をしながら、火災予防を呼びかけてもらうことで、火災の発生が少なくなるよう努めてほしい。各団では、資機材の継続的な点検と維持管理、定期的な揚水訓練などを行い、有事の際は万全の態勢で消火活動に臨めるようお願いしたい」などと訓示しました。
また、春の火災予防運動期間中には、防火対象物の予防査察として、管内の共同住宅等の予防査察が行われます。
まだまだ寒さが残り、家庭や職場でストーブ等の暖房器具など火を使用する機会が多く、また空気が乾燥し、ちょっとした不注意から火災が発生しやすくなります。火の取扱いには十分注意し、火の用心を心掛けましょう。