2018年04月02日
コンテンツ番号3324
高橋さん夫婦が観光振興コーディネーターとして着任
(2018年4月2日)
地域おこし協力隊の委嘱状交付式が、4月2日(月)に市役所で行われ、横浜市出身の高橋了介(たかはし りょうすけ)さんと高橋彩子(たかはし あやこ)さん夫婦が『観光振興コーディネーター』として着任しました。
『観光振興コーディネーター』は、マタギ、どぶろくといった北秋田市で継承されてきた生活文化をはじめとする地域の伝統文化から様々なことを学び、新たな視点で地域を見つめ、地域の人々と力を合わせた北秋田市の地域づくり活動を通して観光振興を推進し、もって地域力の維持・強化、地域の活性化等の促進をすることを目的に活動します。2人は商工観光課に所属し、了介さんはマタギ文化を学び、継承し、体験メニューを企画・発信する活動を通した観光振興業務を、彩子さんはどぶろくの製造技術、米作り等を学び、生産、販売する活動を通した観光振興業務に従事します。
了介さんは、地域おこし協力隊の募集でマタギを知り、調べてみたところ興味を持ち、この文化を残さなければならないと思い応募したそうです。また、ソフトダーツのプロ選手という顔を持っています。彩子さんは、曾祖母がどぶろく作りの名人であり、高校で農業の実習も経験しており、米作りから製造・販売まで手掛けてみたいと思い応募。一家で横浜市から移住を決意し、9歳の娘と3歳の息子、彩子さん母と祖母の6人で同市宮前町に居住しています。
この日の交付式では、津谷市長が高橋夫婦に委嘱状を手渡し「マタギ文化やどぶろくについてしっかりと学ぶとともに、自らの体験を全世界に発信していただきたい。なによりも家族6人で移住してきてくれたことが嬉しい。今後も定住できるよう生活の基盤を作っていただき、移住者として広告塔の役割も担っていただきたい。お二人の活躍を期待している」などと激励しました。
これを受けて高橋夫妻は「マタギ文化を日本のみならず、世界に発信していきたい」「お酒に携わる仕事が昔からの夢だったので、地元の人たちに太鼓判を押してもらえるようなどぶろくをつくっていきたい」などとそれぞれ抱負を述べました。