2018年04月13日
コンテンツ番号3314
実践記録をまとめ、後進に伝授
(2018年4月13日)
秋田県バリアフリー推進賞を受賞した高橋重敏さん(85歳・元町)が、4月13日(金)に市役所を訪れ、津谷市長に受賞を報告しました。
秋田県では、誰もが安全で快適に生活できるバリアフリー社会づくりを県民一体となって進めるため、平成14年に「秋田県バリアフリー社会の形成に関する条例」を制定。その一環として、バリアフリー社会づくりに積極的に取り組んでいる方を表彰し、広く県民に知ってもらうことで、バリアフリーをより一層推進する目的で「秋田県バリアフリー推進賞」を実施しています。
平成29年度の表彰式は、3月22日(木)に県庁で行われ、6団体1個人が表彰されました。このうち、北秋田市からは高橋さんが活動部門に選定されました。高橋さんは、長年にわたり熱意をもって障がい児の支援教育に取り組み、その経過を実践記録集としてまとめて後進に配布したり、各種講演会や研修会などで発信するなど、障がい児のバリアフリーを進めるうえで参考となる事例として認められたものです。
この日、市役所を訪れた高橋さんは、これまで支援してきた子どもたちの成長を振り返りながら「障がいを持つ子どもたちの成長の経過を実践記録集としてまとめ、県内の支援学校に寄贈した。55年間の活動は、支えられ反省し感謝の日々だった。子どもたちを指導してきたというよりも、保護者がどう育てていくか、地域とどのようにかかわり、支える先生方がどう対応していくかなど、逆に一人の人間として教えられたことが多かった。これからも可能な限り応援していきたい」などと津谷市長に活動の経過と受賞の喜びを報告しました。
これを受けて、津谷市長は「高橋さんが長年にわたり、障がいを持った子どもたちや弱い立場の方々、また一緒に悩んでいる保護者の方々に支援の手を差し伸べてきたことが評価されて、とてもうれしく思う。これからも健康に留意して活動の輪を広げてほしい」などと長年の活動を労い、受賞をたたえました。