2018年03月01日
コンテンツ番号3294
226人が思い出の学び舎を巣立つ
(2018年3月1日)
県立秋田北鷹高等学校(菅原勉校長)の卒業証書授与式が3月1日(木)に同校で行われ、226人がそれぞれの思い出を胸に学び舎を巣立ちました。
式典では、初めに卒業証書の授与が行われ、普通科4学級と生物資源科、緑地環境科の各代表が菅原校長から卒業証書を受け取りました。
菅原校長は式辞で「楽しいことやつらいことなど、すべての経験を糧にして、かしこく、たくましくなった皆さんを壇上から見ることができ、うれしく思う。これからは社会を支える人材として活躍してくれるものと確信している。皆さんは、これからも『学び続ける人』であってほしいと願う。ものごとを決断する基準となるものは、経験や知識など今まで自分が学んできたものになる。より良い選択をするためには、しっかりと学ぶことが大切である。また、学ぶことで心の豊かさを増すことにもつながる。自分の人生を実り多いものとするために、何事も学び続ける気持ちを大切にしてほしい」などと述べました。
続いて、来賓を代表し、津谷市長と成田淳子PTA会長があいさつ。このうち、津谷市長は「自立、創造、共生の校訓と、教職員の指導のもと、かけがえのない友人とともに学業や部活動などに励まれた3年間は、これから社会へ羽ばたく前の大きな階段の一つである。地道に努力を積み重ね、それぞれの道を切り拓き、卒業の日を迎えられたことを大きな自信としてほしい。地域行事への積極的な活動など、若さに満ちた発想と挑戦により、当市に躍動感を生み出してくれたことは大きな喜びであり、誇りでもある。これからも限りない可能性を秘めた皆さんを温かく見守り、応援していきたい。これから社会を動かす原動力は『人』である。豊かな個性と創造性、挑戦する気持ちを持って、努力し続ける人間が、新たな道を切り拓いていく。広い視野を持ち、情報を見極めながら、自信を持って前進するとともに、若い力と志で明るい未来を切り拓いていくことを期待する」などと祝辞を述べました。
在校生代表送辞では、土田楓子さんが「先輩方は、学業だけに留まらず、学校行事にもいつも全力でした。ボランティア活動や登下校時の元気なあいさつなど、地域と共生していく北鷹生の方向性を示してくれた先輩方の姿を忘れることはありません。何事にも真剣に取り組む姿勢は、私たち後輩の模範であり、目標です。この先困難なことがあっても、北鷹高校で学んだことを胸に、自分を信じて頑張ってください。北秋田市から応援しています」などと、先輩方の今後の活躍を期待し、送辞を述べました。
最後に、卒業生代表答辞で新屋翔さんが「毎日の高校生活は、多くの人たちに支えられたと思います。先生方からは、多くの学びをご教授していただきました。厳しい指導のおかげで、ものごとの正しい判断力が身に付きました。また、先生方が話してくださった自身の体験談からは、人生の大切な教訓を学ぶことができました。いま、最も感謝の言葉を伝えたいのは、これまで支えてくれた家族です。これから先も私たちを陰から支えてください。後輩の皆さんに伝えたいことは、北秋田市をもっと元気にしてほしいということです。いま、一番元気がある高校生が、地域に活気を与えられる存在だと思います。日々の生活はもちろんのこと、勉強や部活動で活躍する姿を見せることで、地域の方々は元気になります。様々な機会を通して、自分の住んでいる地域を知り、何か一つ行動を起こしてください。そして地域を好きになってください。私たち卒業生も、北秋田市を誇りに思いながら生活していきます」などと支えてくれた方々への感謝と後輩への言葉を述べました。
今年度226人が卒業し、同校の卒業生は1,718人となりました。