2020年02月07日
コンテンツ番号5914
住宅用火災警報器の設置について
皆さんのご家庭では、住宅用火災警報器の設置はお済みでしょうか。
まだ設置をしていない方は早急に設置し、逃げ遅れ等の被害を未然に防ぎ、安心して生活ができるご家庭にしましょう。
設置義務化から10年が経過しております。住宅用火災警報器の交換は10年が目安です。
※機器によっては期間が短いものがあります。
火災警報器設置の効果
住宅火災による死者の7割が逃げ遅れによるものです。
消防庁の調べによると、住宅用火災警報器の普及に伴い死者が減少し、近年では死者数がピーク時から半減しているという効果があります。
火災警報器設置のQ&A
住宅用火災警報器とはどんなもの?
住宅における火災の発生を未然に又は早期に感知し、および警報する警報器・設備であり、次のいずれかを設置することとされています。
単体タイプ
- 住宅用火災警報器 → 感知部、警報部等が一体となった単体タイプの警報器で、火災を感知した火災警報器だけが警報音又は音声で知らせます。
連動タイプ
- 単体タイプと同様の警報器で、一ヶ所で感知すると設置されている全部の警報器が警報音又は音声で知らせます。
種類
- 煙式警報器 → 煙を感知して、火災の発生を警報音又は音声で知らせるものです。
- 熱式警報器 → 熱を感知して、火災の発生を警報音又は音声で知らせるもので、日常的に煙や蒸気の多い台所に向いています。
- 複合式 → 火災と同時にガス漏れも検知する警報器です。台所などへの設置がお勧めです。
どこに取り付けるの?
子供部屋や高齢者の居室など、就寝に使われている部屋に取り付けます。
【寝室(子供部屋)】
警報器は、少なくとも住居内の寝室に取り付けましょう。
【階段】
2階又は3階に寝室がある場合は、階段にも取り付ける必要があります。
【居間】
設置義務はありませんが、警報器の取り付けをお勧めします。
※普段の喫煙で作動することはありませんが、警報器に直接煙をかけるようなことがあれば警報音を発することもあります。
【台所】
台所へ取り付ける場合は調理のときに換気を行わないと誤作動の原因となることがあります。
また煙式を取り付ける場合には、調理の時に煙や水蒸気のかからない場所に取付けましょう。
取り付けのポイントは?
天井取付けタイプ
火災警報器の中心(感知部)を壁又は梁から60cm以上離して取り付けます。
エアコンの吹き出し口から1.5m以上離しましょう。
壁掛けタイプ
天井から15~50cm以内に火災報知機の中心(感知部)がくるようにします。
壁掛けタイプ
火災報知器のお手入れの仕方は?
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乾電池タイプは忘れずに電池の交換をしましょう
乾電池タイプの住宅用火災警報器は、電池の交換が必要です。定期的な作動点検のときに「電池切れかな?」と思ったら、早めに交換することをお勧めします。また、電池が切れそうになると音やランプで知らせるものもあります。> -
おおむね10年をめどに、機器の交換が必要です。
住宅用火災警報器の交換は、機器に交換時期を明記したシールが貼ってあるか「ピー」という音などで交換時期を知らせます。そのめどがおおむね10年です。詳しくは購入時の取り扱い説明書を確認してください。 -
定期的に点検しましょう
定期的(1カ月に1度が目安)に、住宅用火災警報器が鳴るかどうかかテストしてみましょう。
点検方法は、本体の引きひもを引くものや、ボタンを押して点検できるものなど、機種によって異なります。
どこで購入できるの?
防災設備会社、ホームセンター、電気店警備会社などで購入できます。
鑑定マーク(NSマーク)
購入の際には、この「NSマーク」を目安にしてください。