2018年03月08日
コンテンツ番号3288
110歳の誕生日迎え長寿を祝う
(2018年3月8日)
秋田県内最高齢者の畠山ミヨさんの110歳長寿を祝う会(特別養護老人ホーム森泉荘:土濃塚廣孝施設長主催)が、3月8日(木)に特別養護老人ホーム森泉荘で行われ、家族や入所者、施設職員ら約50人が健康長寿を喜び合いました。
畠山さんは、明治41年3月4日に綴子で6人兄弟の次女として生まれ、大正15年に竹治さんと結婚。2人の子どもを育てながら、山から伐採した木を運び出す仕事や農作業に従事して家計を支えました。そのあと、102歳まで自宅で元気に過ごしていましたが、在宅介護を受けるようになり、平成28年に森泉荘に入所しました。施設ではベッドで寝ていることが多いですが、体調によいときはベッドに腰を掛けて過ごしています。
この日の祝う会では、はじめにミヨさんがくす玉のロープを引っ張ると「祝百十歳おめでとう」と書かれた幕が垂れ下り、参加者からはあたたかい拍手が送られました。続いて、森泉荘を運営する社会福祉法人交楽会の赤石利法理事長が「秋田県で110歳に到達した方は、ミヨさんがはじめてとなる。このような方が、当施設に入所されていることは、喜びでもあり光栄に思う。これからも、健やかに穏やかに過ごすことができるように寄り添っていきたい」などとお祝いの言葉を述べて、記念品や花束を贈呈しました。
また、来賓の津谷市長が「110歳の誕生日おめでとうございます。畠山ミヨさんのご長寿は、市にとってもたいへんうれしいことで、宝物のように思っている。明治、大正、昭和、平成と4つの時代を過ごされ、さらに来年には新しい年号が始まり、5つの時代を過ごすことになる。おそらく若い頃に一所懸命に仕事をされて、たいへんなご苦労もあったと思うが、そのことが今のミヨさんの穏やかな表情につながっていると思っている。これからも入所者の皆さんと一緒に、健やかに過ごしてもらいたい」などとミヨさんの長寿を祝福し、お祝い品を贈呈しました。
このあと、家族を代表して、孫の多喜雄さんが「皆さんありがとうございました」と感謝の言葉を述べました。
さらに土濃塚施設長からは、職員らが作製した「お誕生日カード」が贈呈されたほか、お楽しみタイムでは参加者全員が音楽に合わせて踊りを披露し、ミヨさんの長寿を祝いました。